我らがバスケ部は5月中旬より行われたインターハイ予選に於いて順調に駒を上位に進めていった。6月17日には國學院久我山高校に勝利し、見事4強入りを果たした。そして悲願のインターハイ出場権を獲得する為に決して気の抜けない決勝リーグは始まった。
初戦は関東大会の覇者でもある八王子学園八王子高校であったが、選手達は決して臆すことなく、寧ろ伸び伸びとプレーしていた。八王子の留学生センターを抑え、ゴール下を堅守する。ロースコアの試合展開で3Qまでは押しも押されもせぬ互角の攻防を見せる。分は日学にありか、と会場にいた誰もが思うほどの試合運びであったといえよう。しかし強豪校の意地と底力から4Qの開始僅かで連続得点を許してしまい、最終スコアは90 – 84。
黒星発進の決勝リーグではあった強豪相手に堂々たるプレーは日学の力を魅せつけるには充分な内容であった。