9月8日(日)に早稲田実業高校にて、全日本選手権(春高バレー)一次予選の2日目が行われた。本校は1日目はシードであったため2日目からの参戦となる。勝ち上がった32チームでトーナメント戦を行い、上位4校が代表決定戦へとコマを進めることができる。
試合結果 (ベスト16)
ベスト16賭け 対 中大杉並高校 25-13、25-8
ベスト8賭け 対 聖徳学園高校 22-25、25-21、21-25
1試合目は、サブの選手の活躍もあり、終始流れと勢いを保ちながら無事に勝ち上がることができた。
2試合目は、ベスト8を賭けて聖徳学園と対戦することとなった。
1セット目、序盤から流れが掴めず、サイドアウトを取ってもサーブミスなどで得点を重ねることができず7-9と押され気味の展開となった。その後は10-9と逆転するも相手を引き離すことができず一進一退の攻防が続いた。やや力みもあったのかサーブミスが連続してしまうなど15-18と相手に流れが傾きつつあったところで1回目のタイムアウトを取った。その後もクイック攻撃などで得点は取るものの、リードされたまま終盤に入り、最後まで追いつくことができずセットを落とした。
2セット目、後がない状態ではあったがいつも通りの本校の粘りのバレーを展開すべくコートへ送り出した。しかし、いきなり4連続失点で0-4となり早くも1回目のタイムアウトを取る展開となってしまった。その後は相手のミスなどで必死に追い上げるも中々歯車がかみ合わず5-10となったところで2回目のタイムアウト。中盤はこれ以上引き離されまいと我慢の展開が続き12-14まで追い上げたが3連続失点してまた引き離され12-17となった。この段階でこれ以上引き離されるといよいよ厳しい状況となるところではあったが、ここから本来の粘りを見せ、切り返しからのクイック攻撃が立て続けに決まりだし、一気に流れをつかんで終盤で逆転することができた。最後まで集中力も切れずセットを取ることができフルセットとなった。
3セット目、スタートで勢いと流れをつかんだ方が圧倒的に優位に試合を進めることができるのだが、それは相手に持っていかれ1-6まで引き離されてしまった。しかし、タイムアウトを期に相手のミスやサーブポイントなどで少しずつ立て直し、7-8まで追い上げることができた。が、その直後にまさかの5連続失点でまたもや7-13と引き離されてしまった。切れかかった気持ちを奮い立たせ相手に食らいつくも中々大きな流れを掴むことができない。14-17と少しずつではあるが点差を縮めるが逆転までは及ばず、最後の最後まで粘ったが振り切られて負けてしまった。
この敗戦をもって3年生は引退することとなった。このチームは、一つ前の代では誰一人として公式戦にフル出場した選手はいなかった。代が変わり現3年生を中心に新チームとしてスタートしたわけだが、実力がどれくらいなのかはやってみないとわからない感じであった。結果として試合を重ねるたびに成長し、都ベスト8など数々の壁を乗り越えた前の代に負けないほどの実績を残した。
この結果は間違いなくチームを束ねた3年生の努力と、『チームのために』を最後まで貫き通した人の良さが成しえたものであろう。数々のプレッシャーや心身共にきつかった場面もあったとは思うが、本当によく頑張ったと思う。彼らが培ったチームカラーは、これからも後輩たちに引き継がれ一つの大きな柱として日学バレー部を支え続けてくれるであろう。
これからも後輩たちへの良きアドバイザーとなってあらゆる場面で活躍してもらいたい。また、部活動で得た様々な経験を今後の人生に生かしてもらいたいと切に願っています。本当によく頑張りました。お疲れさま!
最後に、応援に駆けつけてくださった保護者、OB、先生方。選手たちの大きな励みと力になりました。本当に有難うございました。
今後も、日学バレー部を宜しくお願い致します。