11月1日(日)に成城高校にて、全日本選手権(春高バレー)一次予選の3日目が行われた。本校はシードであったため3日目からの参戦となる。予選を勝ち上がった16チームと3日目から参戦の8チーム、計24チームでトーナメント戦を行い、上位4校が代表決定戦へとコマを進めることができる。
試合結果 (ベスト8)
ベスト8賭け 対 明大中野高校 26-24、29-27
ベスト4賭け 対 東亜学園高校 11-25、9-25
1試合目はベスト8を賭けて予選を勝ち上がってきた明大中野高校と対戦した。
1セット目、本校のサーブミスから始まり2-5と劣勢の展開。久しぶりの公式戦という事もあり、地に足がついていないようなプレーが目立った。それでも10-10と追いつきエンジンをかけたいところではあったが5連続失点。途中タイムアウトも入れたが11-16と引き離されてしまった。そこからはお互い一進一退の攻防が続き終盤へ。18-22となったところで2回目のタイムアウト。これ以上点を与えると挽回が難しくなってしまうが、タイムアウトを期にクイック攻撃が立て続けに決まり3得点で追いついてきた。21-23から更に3得点し24-23。デュースまでもつれたが最後は相手の連続ミスで辛くもセットを取った。
2セット目、今一度立て直しを図り、落ち着いて本校本来のバレーを取り戻すべくコートに送り出した。序盤から拮抗した展開ではあったが、若干本校優位で進んでいった。16-12と更に引き離しにかかったところで相手は2回のタイムアウトを使い切る形となった。その後はサイドアウトが続いたがジリジリと点差を縮められ24-24と追いつかれたところで1回目のタイムアウトを取った。そこからは手に汗握る展開でサイドアウトが続いたが何とか振り切り勝つことができた。
2試合目はベスト4をかけて強豪東亜学園と対戦した。
1セット目、序盤は4-4と何とかしがみついていたが、その後の6連続失点から完全に相手に流れが傾いてしまった。それでも相手のミスなどもあり10-15とこれ以上引き離されまいと粘ったが、そこから相手の猛攻でなすすべなく一気にケリをつけられてしまった。
2セット目、一矢報いるべくコートに送り出したが、1セット目と同じような試合展開で、途中粘りを見せる場面も見られたが結果として一方的な展開でワンサイドで負けてしまった。
この敗戦をもって3年生は引退することとなった。どのチームも状況は似ているとは思われるが、コロナウイルス感染症の拡大により、多くの大会が中止となり、また、強化合宿や遠征、日々の練習もままならない状況が続いた中ではあったが、まずは大会運営の方々のご尽力により最後の集大成をお披露目できる場が与えられたことは選手一同心より感謝しなければならないと思う。
ほぼ1年前、ベスト8で選手権予選を迎えたが、結果ベスト16に陥落し先輩達の悔しさを引き継いでスタートした代であった。その後も更なる高みを目指して練習に取り組み、そして今年の2月に行われた新人決勝大会ではベスト4までは手が届かなかったがベスト8に返り咲くことができた。
練習以外の場面でも最上級生としてチームをまとめなければならない期間もあり、今まで誰も経験したことの無かった状況に心身ともにキツかったこともあったと思う。それでも、腐らず前向きにここまで来れたことは3年生の影響は大きかったのではないかと思われる。本当によく頑張った。お疲れ様。
これからも後輩たちへの良きアドバイザーとなってあらゆる場面で活躍してもらいたい。また、部活動で得た様々な経験を今後の人生に生かしてもらいたいと切に願っている。
最後に、無観客試合のため会場には応援に駆けつけて応援することができなかった保護者の方々、OB、先生方。皆様の今までの支えが選手たちの大きな励みと力になりました。本当に有難うございました。
今後も、日学バレー部を宜しくお願い致します。