10月30日(日)に安田学園高校にて、全日本選手権(春高バレー)一次予選の3日目が行われた。予選を勝ち上がった8チームと3日目から参戦の8チーム、計16チームでトーナメント戦を行い、上位4校が代表決定戦へとコマを進めることができる。
試合結果 (ベスト8)
ベスト8賭け 対 聖徳学園 26-24、25-18
ベスト4賭け 対 安田学園高校 25-20、21-25、20-25
1試合目はベスト8を賭けて予選2日目を勝ち上がってきた聖徳学園と対戦した。
1セット目、スタートから良い流れを掴みたいところではあったが、いきなり3連続失点。その後も立て直せず2-6となったところで早くも1回目のタイムアウトを取ったが、その後も2-8まで引き離されてしまった。連続ブロックポイントから徐々に流れを掴み追い上げを図り11-11で追いついたところで相手もタイムアウトを取ってきた。中盤はお互い譲らず一進一退の攻防で進んだが、20-20から2連続ポイントを取ったところで相手が2回目のタイムアウト。その後追いつかれて本校も2回目のタイムアウト。22-22からは我慢比べとなったが、何とか相手を振り切りセットを取ることができた。
2セット目、スタートはまずまずであったが拮抗した展開が続いた。10-7となったところで相手が1回目のタイムアウト。中盤もリードを保ちつつも決定的に引き離すことはできず終盤へ。22-18から一気に走り決着をつけた。
2試合目はベスト4を賭けて安田学園と対戦した。
今までの対戦では、序盤から相手のペースで引き離されてしまい、最後まで追いつけず敗戦という印象があったが、このセットにおいてはスタートダッシュに成功し8-2と引き離した。中盤までは本校優位の展開で進み、17-10まで離した。その後は相手に流れが傾き18-16まで追い上げられたところで1回目のタイムアウトと取った。その後はお互い譲らない展開ではあったが最後まで集中力を切らさずセットを取ることができた。
2セット目、序盤から一進一退の攻防が続き10-10と我慢の展開が続いた。その後も拮抗した展開は続き終盤へ。20-20から2連続失点したところで1回目のタイムアウト。その後1点は取り返したが最後は巻き返すことができずセットを取られてしまった。
フルセットにもつれ込み、泣いても笑っても最後のセットとなる。序盤は相変わらず必死の攻防が続いたが、7-5と本校が若干のリードをしたところで相手は1回目のタイムアウトを取った。その後もお互い競り合いは続いたが、15-16と逆転されたところで本校も1回目のタイムアウトを取った。18-18までお互い譲らない展開であったが、そこから2連続失点し2回目のタイムアウト。最後は相手の勢いに押されてしまい敗戦となった。
この敗戦をもって3年生5名は引退することとなった。
思えばコロナの影響で6月に入学式を行い、その後も部活動の制限や、大会の中止、保護者やOB、学校関係者の会場での応援禁止などなど。置かれている状況を理解しながらも、もがき悩んだことも多々あったのではないかと思う。振り返れば彼らと接する中でマスクを外した表情を見る機会はほとんどなかったように思われる。そんな中でも目標を掲げ、先頭に立ってチームを引っ張り、もう一歩でベスト4というところまでチームを引き上げ、自分たちの代を最後まで全うしてくれた。
本当に誇らしく思う。よく頑張った。
これからも後輩たちへの良きアドバイザーとなってあらゆる場面で活躍してもらいたい。また、部活動で得た様々な経験を今後の人生に生かしてもらいたいと思う。
最後に、無観客試合のため会場に駆けつけて応援することができなかった保護者の皆様、OBの方々。皆様の今までの支えが選手たちの大きな励みと力になりました。本当に有難うございました。
今後も、日学バレー部を温かく見守って応援してください。