2月5日(日)に、早稲田実業高校にて新人決勝大会(2日目)が行われた。先週の1日目を勝ち上がった4チームと、全日本選手権決定戦に出場していた上位4チームの計8チームでトーナメント戦を行い、新チームとしての実質の順位を決める。先週の駒大高校との激闘を勝ち抜き、何とか2日目にコマを進めた訳だが、これからも強豪チームとの対戦が続く。
試合結果(準優勝)
ベスト4賭け 対 早稲田実業 25-19、25-27、25-12
準決勝 対 東亜学園 23-25、25-22、25-16
決勝 対 駿台学園 17-25、18-25
まずはベスト4を賭けて早稲田実業高校と対戦した。
1セット目、序盤からお互い一歩も譲らない試合展開。13-11で若干リードしていたが、その後3連続失点で逆転され1回目のタイムアウト。このタイムアウトを機に流れが一気に本校に傾いた。ジャンプサーブから相手を崩し怒涛の7連続得点。その間に相手も2回のタイムアウトを使った。20-14まで引き離したが、相手も終盤に挽回し22-19まで追い上げてきた。しかし最後は相手の反撃を抑えセットを取ることができた。
2セット目、スタートダッシュをかけて優位に立ちたいところではあったが、相手も決して譲らない。サイドアウトの連続で1点をめぐる攻防が続いた。13-14から4連続得点で逆転し一気に引き離しにかかったが、若干のリードのまま勝負は終盤にもつれ込んだ。21-18からミスなども絡み3連続失点し並ばれたところで1回目のタイムアウト。その後24-22まで進みマッチポイントとなったところで相手に流れが傾く。24-24と並ばれたところで2回目のタイムアウト。その後は意地のぶつかり合いであったが、結果的にはセットを落としフルセットにもつれ込んだ。
3セット目、ここまで来たら何としてでも勝ちたい。その思いが強い方が流れを掴めるはず。序盤はお互い譲らず、やや本校優位で試合が進んだ。8-6から相手のミスなどもあり、11-6まで引き離す。その後はブロックやスパイクポイントから流れ掴み、完全に本校のリズムで21-10まで引き離した。最後まで集中力を切らすことなく勝つことができた。この時点で、本校は初のベスト4となった。
準決勝は、東洋高校を破って勝ち上がってきてきた東亜学園と対戦することとなった。東亜学園には、昨年11月末に行われた新人大会でストレート負けしていたため、リベンジマッチとなった。
1セット目、前の試合の勢いを保ちつつスタートしたかったが、そう思い通りにはなるはずもない。序盤で連続失点が重なり6-13と大きく引き離されてしまった。しかもその間に2回のタイムアウトを使い切った。何とか挽回の糸口を見つけたいところではあったが12-20から徐々に本校のリズムが良くなり相手のミスも重なり19-21まで追い上げた。その間に相手も2回のタイムアウトを使い勝負は終盤にもつれ込んだ。21-22と1点差まで食らいつくも最後は振り切られセットを落とした。
2セット目、勝負のセットではあったが、序盤から4連続失点が絡み1-4と引き離され早くも1回目のタイムアウト。そこから立て直し7-9から連続してスパイクが決まり11-9と逆転したところで相手も1回目のタイムアウトを取った。その後は相手に流れが傾くも引き離されまいと何とか粘りを見せていたが、15-17となったところで2回目のタイムアウトを取った。それを機にブロックがはまって4連続得点で再度逆転。終盤は手に汗握る試合展開となったが最後は本校に軍配が上がりセットを取った。またしてもフルセットとなった。
3セット目、珍しくスタートダッシュに成功し4-0。その間に早くも相手は2回のタイムアウトを使ってきた。その後は若干のリードを保ちながらもジワジワと追い上げてくる。9-6となったあたりから少しずつ本校に流れが傾いてきた。体力的には厳しい部分も見え隠れしていたが、集中力は全く切れていなかった。徐々に引き離し16-11から怒涛の5連続得点で21-11と勝負をかけた。当然相手も攻め込んできたが最後まで落ち着いて対応し勝つことができた。リベンジを果たし、そして初の決勝戦へ。
決勝は駿台学園と対戦することとなった。
あらゆる面で相手の方が何枚も上手ではあることは分かっていたが、そんな中でもここまで勝ち上がってきた意地だけは見せたい。
1セット目、やはり相手優位の序盤となったが、そんな中でも引き離されまいと食らいつく。8-12となったところで1回目のタイムアウト。その後も粘りは見せていたが12-16から5連続失点。終盤も挽回及ばずセットを落とした。
2セット目、何もできず負けてしまうのだけは避けたい展開だったが、序盤は相手のミスもあり6-5と若干のリード。しかし、相手の流れにはまってしまうと中々抜け出せない。6連続失点で6-11と引き離され、その後も粘りを見せる場面もあったが徐々に引き離されていく。通用するプレーもあるが今の技術では通用しないプレーも多々あった。最終的には力及ばず負けてしまった。
今大会に向けて目標を掲げ準備してきたが、激戦の連続を勝ち抜き決勝戦にまでコマを進めることができたことは大きな成果と言えるだろう。選手は本当によく頑張ったと思う。本校初でもある今回の結果を掴み取った彼らを素直に讃えてあげたい。と同時に、次の大会に向けてチームの課題も見つけることができたようにも思う。ここからがスタートだという意識をもって、色々な方々からの協力とサポートに感謝の気持ちをもってこれからも練習に励んでいきたい。
今後も日学バレー部の応援を宜しくお願い致します。