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「笑顔で扉をあけよう」 井上先生(保健室)

投稿日2019/1/31

いよいよ明日から中学受験が始まります。また大学受験もいよいよ本格化してきました。高校受験の皆さんもこれから一般入試を控えている人も多いことでしょう。

 受験など緊張する時、人はどうしても身体に力が入って硬くなってしまいがちです。もちろん、これまでの努力で培った実力をしっかり発揮するために、強い意志を持って入試に向かうことは大事です。それと同時に、適度にリラックスすることも大切なことです。

 特に笑顔を作ると脳内神経伝達物質である「セロトニン」が分泌されます。これは脳をリラックスさせる働きがあり、心に落ち着きが生まれると言われています。
 さらに笑うことで脳内の血流が増加し、脳の働きを活発にして集中力を高めます。特に、記憶力をつかさどる海馬の働きを活発にするそうですから、試験時間内にうまく思い出せない時など、意識して口の両端を少しあげて笑顔を作ってみるといいかもしれませんね。
 始めはぎこちない笑顔かもしれませんが、作り笑顔でも筋肉や脳は同じように反応してくれるそうです。まずは形から入ることで、そのような効果が生まれ、そして結果として自然な笑顔に移行していく、笑顔の好循環と言えそうです。
 「笑う角には福来る」ということわざもあります。緊張感の中にも、にっこり笑顔もぜひ思い出してみてください。

 受験はこれまでの努力のゴールではなく、これから始まる新しいステージの始まりの扉です。その扉を笑顔で開けてくださいね。
笑顔満開の春まであと少し。すべての受験生の皆さんを応援しています。

まだ寒い毎日ですが、校内の梅の蕾が少しずつほころび始めています。春はもうすぐ、そこまで来ているのですね。

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