今回、初めて担任として卒業生を送り出しました。卒業式で名前を呼ぶ直前まで、君たちがいなくなった教室を掃除する時まであまり実感が湧きませんでしたので、ちゃんと送り出せているのか不安に思います。こういったとき多くの言葉を話そうとしてしまうのが本当に自分の悪い癖だと思うので、一番大切にして欲しいことだけに絞ります。
中学、高校時代の友人は一生涯の友人である。
よく言われることですが、自分は真実だと信じています。そして男子校の方が色濃いのではないかとも思っています。年を経てだんだんと賢しくなっていくうちに、友人関係にすら利害関係を見出してしまう。過ごしやすい空間にするために気を遣い、楽しい空間にならなくなる。感情を出して付き合える存在というのは本当に貴重です。
離れても、時間が経っても、全く会えていなくても、変わることのない関係性。
どうか大切にしてください。
卒業おめでとう。
