新入生諸君、入学おめでとう。今、日本をふくめた世界各国がウイルスという見えない敵と戦っている状況の中で、本校も入学式を延期せざるをえなくなりました。この日本学園ホームページの場を借りて、学年主任としての初めてのあいさつを行います。
高校生になって、みなさんは中学生の時よりも大人に一歩近づきました。高校時代は、「少年」から「青年」へと移り行く時期にあたり、この3年間で、みなさんは心身共に大きく成長することでしょう。毎日の授業、学校行事、生徒会活動、クラブ活動など、さまざまなことに全力で取り組むようにして下さい。時には失敗し、時には悩むこともあるかもしれませんが、高校生活の経験の一つ一つが、みなさんの人生にとって貴重な財産になることを期待しています。
私がみなさんに願うことは、高校3年間を経て、自分の将来の道を自分の力で切り開いてゆけるような、自立した人間になってほしいということです。自立した人間とは、他人に甘えることなく、自分の頭で物ごとを考え、自分の意志で行動できる人間だということです。
しかしながら、人間というものは、決して自分一人だけで生きてゆく存在ではありません。みなさんは生まれてから今日まで、多くの人たちに支えられて生きてきたはずです。周りから支えられるだけでなく、他の人たちのことをも支えてあげられる、そのような人こそが、真の意味で「自立した人間」なのだと思います。どうか、日本学園で出会う新しい仲間たちを大切にしてください。
みなさんはこれから高校生として、
といったことを心がけてほしいです。
それでは、みなさんに会えることを楽しみにしています。