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卒業生を贈る言葉 小飯塚先生(中3B担任・芸術科)

投稿日2022/3/23

中学3年生の皆様ご卒業おめでとうございます。過ぎてしまえばあっという間の3年間ですが、今回、君たちと関わる時間が本当に短かったように感じます。中学1年の終わりから流行りだした新型コロナウィルス、時間も限られ、接触も極力少なく、と一体だれがこの状況を好むのか?と感じる時間が未だに続いていて、また、隣の大国では戦争しています。世の中で混乱が起きている今、君たちは中学を卒業します。

中学時代のあの頃の自分は、バイク雑誌ばかり見ていて、大した経験もなく、君らと変わらない中学生だったと思いますが、君らは、私の頃の中学時代とは全然環境も状況も違って、いろいろな情報を目にしていると思います。何にかにぐっときて、何にかにしらけて、そのサイクルも早く、今、自分が中学生だったら何を感じているのかな?とも思います。(あんまり変わらないかもですが…)君らには、今、世の中で起きていることをよく見ていてほしいと思います。その経験が必ず良い未来を作ってくれると思うからです。

で、矛盾しているようですが、自分の少年時代の失敗や、黒歴史は早めに忘れることです。なぜ忘れろと言うかというと、なかなか忘れることができずに引きずるものだからです。僕はこうだとか、これが苦手だとか、そういうのは人間味があって、それも人としての味ですが、成長していくのに、これからもっと失敗し続けないと成長できませんし、溜めすぎると成長を止めてしまう。ですから、そんな細かいことは棚に上げて、忘れられないものを忘れる。これは自分を乗り越えて、はじめて自分自身になるということだと思います。君たちには、「え?先生が言ったんじゃん、覚えてないの?」と言われることもあったと思いますが、何となく覚えていても、自分のつまらない説教は忘れることにしています。ちょっと都合が良いようですが、こうして余計なことは忘れ自分を乗り越えて、自分自身になる。多分そういう方が楽しい人生のような気がします。

 

でもいい思い出はいつまでも忘れられないです。また、君らと映画撮りたいな。

良い思い出ですありがとう。

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