高校2年A組は特進クラス。
「遅刻・欠席を減らしなさい」「宿題をやりなさい」「提出物を出しなさい」「自宅学習時間0の日をつくらないようにしなさい」「机の上や周りを整頓して帰りなさい」「そもそもこういう同じ事を何度も言われないようにしなさい」と、毎日やっているうちに気づけば彼らとも1年3ヶ月の付き合いになりました。
特別進学クラスあらため、「特別に進級を目指すクラス」とも呼ばれる彼らですが、ゆっくりゆっくりそれぞれのペースで成長が感じられます。
自分の好きな教科、自分の興味のあることに関して、懸命に努力している姿が多く見られるようになってきました。
クラス替えもないクラスですから、入学して19名全員そろってここまで来られたのが何より喜ばしいことです。
最近は体育祭がありました。
「俺らは勉強専門ですから」と、こういう時にだけ勉強を盾にする彼らですが、大縄飛びで(昨年の自己記録を上回りつつ)2年連続で優勝するなど良く取り組んでいました。暑い日でしたが、全員で最後までやりきった心地よい充実感の残る1日でした。
次週から夏日が続くようで、いよいよ夏がやってきます。
夏は学生が「ぐん」と成長する季節です。彼らにとって一度きりの高2の夏。「頑張ったら自分はこんなに変わるんだ」と、新しい自分を発見して欲しいなと思います。
「めぐりあう 一夜のはなの 真白花 ひたすらにして この夏もさく」(窪田空穂)