1学期終業式を迎えました。この1学期、3年生は進路目標を実現する年ということもあって、4月の校内大学説明会や7月マラソン勉強会などの進路行事が続き、放課後も教室に残って勉強する生徒が増えるなど、しだいに受験へのムードが高まってきています。
その一方で生徒たちは、高校生活最後の体育祭では最高学年として行事を盛り上げていました。生徒の体育祭の感想文を読むと、やはり高校生活最後の体育祭ということで、特別な思いがあったようです。
一人一人が競技に全力で取り組むだけでなく、お互いに励まし合ったり、競技を終えた生徒に声をかけたりする姿がとてもさわやかに映りました。体育祭実行委員の生徒たちは炎天下、体育祭の準備や運営に駆け回ってくれました。
また、3年生は「満18歳」になるということで主権者教育として参議院議員選挙「模擬選挙」も実施され、7月11日(月)、実際の参議院選挙の翌日に模擬選挙の開票が選挙管理委員の生徒たちによって行われました。この模擬選挙が、生徒たちにとって政治に関心を持ち、民主主義とは何かを考えるきっかけになれば幸いです。
この7月に行われたマラソン勉強会では、参加者が朝から夕方まで長時間、受験勉強を自学自習しました。その日の勉強会が終了してからも自主的に居残り勉強する生徒たちの姿が見られ、積極性を感じました。生徒たちにとっては大変だったでしょうが、5日間の日程を最後まで完走したことは大きな自信になったのではないでしょうか。このマラソン勉強会で培った自信と体力で暑い夏の受験勉強を乗り切ってほしいと思います。
さて、いよいよ高校生活最後の夏休みを迎えます。夏休みは受験生にとって学力を伸ばす最大のチャンスです。この夏休みにどれくらい勉強するかで志望校に合格できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
この3年間、授業や講習、学校行事、生徒会活動、クラブ活動などで培ってきた一人の人間としての力を発揮して、生徒たちがそれぞれの進路目標を実現することを願っています。