中学3年生のみなさん、卒業おめでとう。ようやく卒業までこぎつけました。わたしたちは入学時17人、卒業時16人、1学年1クラスの小さな所帯で、ものすごい濃密な時間をともに過ごしました。
新型コロナの影響で6月1日に入学式、という変則的な3年間のはじまりでした。短縮授業やzoomでの授業なども経験し、変則的なことが日常になっていきました。最後までマスクが必要な学校生活でしたが、3年生になるころから徐々にふだんの学校生活が戻ってきました。
今までの分まで取り戻すぞ、という感じでみんなは創発行事や宿泊行事に取り組みました。体育祭でのダンス、沼津での漁業体験、日学祭、球技大会、どれも3年生はリーダーシップを発揮して中学校を盛り上げました。すごいエネルギーでした。
3学期は研究論文発表、そして3年間の総仕上げとして乗り込んだオーストラリア語学研修、あっという間の怒涛の3学期でした。
今思い返すと、どの行事でもいろいろなひとが活躍しました。誰かがどこかで輝いた3年間でした。目立つひとも地味なひとも3年間のうちのどこかで活躍することができました。
みなさんはこの中学時代に経験したことや学習したことをもとに高校でもっと輝いてほしい、いわゆる得意な道で成長してほしい、と思っています。
とりあえず日学生活の半分まできましたが、まだまだ先は長いのです。そして、3年後の2026年3月、141年の歴史を背負って最後の日学生として日本学園を巣立っていってください。そのときまでまたご一緒しましょう。