令和6年能登半島地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し心よりお見舞い申し上げます。
元旦に始まった大地震は未だに収まらず、揺れが続いています。日を重ねるごとに被害の甚大さが明らかになり、これがもし東京で起きたらどうなるだろうかと考えざるを得ません。これは他人事ではありません。関東大震災から100年の月日が経ち、いつ東京で大地震が発生してもおかしくありません。
被災から1週間が経ち、復興の目処が立たない中、辛い思いをされている方々が大勢います。科学文明が進んでも、自然災害に対して人の知恵や力には限りがあり、その現実を痛感させられます。
しかし、こうした災害からは学ぶべきことが多くあります。災害が起きる前の備えは勿論大切です。また、もしその場に自分が居たらと想像し、自分がやるべきことを考えておくことが重要です。この想像(経験)から多くのことを学び、次なる災害に備える知識と経験を得ることができます。
さらに、これを単なる遠い出来事として受け流すのではなく、今、普段の生活が営めている自分に何ができるかを考えることも重要です。相手の立場になって、できる限りのサポートを提供することが、共に支え合う社会を築く一助となります。
大災害が起きたことは非常に悲しいことですが、それを他人事として無視するのではなく、その現実を直視し、課題を見つけ、解決策や対応策を考え、備えや行動に繋げることが求められます。みなさんが、杉浦先生の教えである「まさかの時に役立つ人」に育ち、共に未来に向けて歩んでいけるよう願っています。