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職員室リレートーク

「二兎を求めて二兎を得よ~中学部長として諸君に望むもの 」伊藤先生(中学部長・国語科)

投稿日2024/8/31

 「災害級」の暑さも一段落でしょうか。夏休みも終了し2学期に入りました。 
この時期の生徒へのメッセージは毎年同じです。 

 2学期には、文化祭、マラソン大会、中2はあつき恵み教室やブリティッシュヒルズ語学研修、中1はTGG、中3は卒業論文の準備などがあります。 
それらの行事と変更して、毎日授業が進んでいきます。また、各種検定、模試も行います。 
「行事と学習」が並行して進んでいくのがこの2学期の特徴です。なかなか忙しい学期ですよ。 

 そこで、諸君に求めたいのは、どちらか一つに集中するのではなく、両方ともに全力をかたむけて、両方で大きな成果を手に入れるということです。 

 「二兎を追う者は一兎をも得ず」という西洋のことわざがあります。 
 二羽のウサギを同時に捕まえようと追いかけ、結局、一羽のウサギも捕まえることができなかった。一つの物事に集中せずに、欲張って二つの物事を上手くやろうとすると、どちらも失敗するという警句です。 

 ですが、貴重な青春を過ごしている諸君は「手に入れたいものは、二つであっても目指すべきだ」と私は考えます。成し遂げたいものは同時に追いかけるべきです。 

 もちろん、一人で成し遂げるものではありません。クラスで、あるいは学年全員で助け合いながら成し遂げるのが日学祭です。日々の学習に落ち着いて取り組みながら、さらにみんなで協力して創造に励んで下さい。 

 「二兎を追いかけて二兎を得る」 

 これをこの学期のスローガンとして、みなで声を掛け合って、それぞれを成功に導いて下さい。「実りの秋」。全員が大きな実りを味わう秋にしてほしいと思っています。 

 

 さて、私事ではありますが、この夏ドイツの「ベルリン」にたどり着きました。 
始めて6年になるランニングですが、7月は184㎞、8月は219㎞走りました。災害級と言われた暑さの中ですが、早朝や、夕方日差しが弱まってから時間を作ってせっせと走りました。6年トータルでは9000㎞に到達しました。  

 東京からドイツのベルリンまでが8900㎞ですから、6年間せっせと走り続けて今ヨーロッパ大陸を越えようとしています。 

 そして、年内に行われるフルマラソンの大会も2つエントリーしました。目標は自己ベスト更新です。 
仕事の合間を縫って? いえいえ私にとっては仕事と同じくらい大切なことです。 
年齢に関係なく、私も二兎を求めて二兎を得ますよ。 

 2学期もともにがんばりましょう。 

ステキなベルリンの街並み

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