本校の高校1年生と2年生は、次年度の選択科目を決めなければならない時期になりました。特に高校1年生は、文理選択というとても大事な選択を迫られています。現在、予備調査を実施していますが、もしかしたらまだ悩んでいるという人もいるかもしれません。
文理選択の最大のポイントは、自分が将来どんな仕事に就きたいか、ということです。単なる憧れではなく、現実的に考えてみましょう。多くの職業は文系・理系のどちらの道に進んでも目指すことができますが、医師や薬剤師、エンジニアなど、一部の職業は文理選択が決まってしまいます。
また、これまでの学習習慣も選択を左右します。どの科目でも基礎が重要ですが、数学や理科は特に基礎がしっかりしていないと、高校2年生以降、急激に難しく感じるようになり、答えを見ても解けないとか、答えに書いてあることが理解できないとかいう状況に陥ることがあります。もちろん、文系科目も学習時間が足りないと成績が下降していくことに変わりありません。学習時間の確保は文系・理系のどちらを選ぶにしても重要です。
もし、「プロ野球選手になりたい」と言うのに、野球をしたことがない高校生がいたら、それは不自然ですよね。職業選択や文理選択も同様です。文系を選ぶにしても、理系を選ぶにしても、その道で努力をする覚悟が必要です。
11月は行事もなく、勉強に集中できる良い機会です。この1ヶ月間、自分の将来についてじっくり考え、目標に向かって努力してみてください。日本学園の教職員は皆さんの未来が素晴らしいものになるよう、サポートしていきます。
