先週から秋の教育実習期間となっております。春の実習生の人数が多くて秋に回ってもらった卒業生２名です。そのうち１人の実習生を担任しているクラスと授業でお預かりしております。若さなのか、あっという間にクラスの生徒の顔と名前を覚えましたね。すごいなぁ。
彼は４年前に私のクラスで卒業した大学４年生。柔道部に所属して、３年生の時は新型コロナの２０２０年、不運というか不遇な１年だった学年です。やり切れなかった気持ちもあって大学でも体育会柔道部に所属して日々精進し、ひと回り大きくなった身体で戻ってきてくれました。おかえりなさい！
教育実習は、たとえ将来教員にならなかったとしても人生においてものすごい経験になります。最終的に教員になった私も、大学を卒業してから教員ではなかった時期にそう思っていました。高校を卒業してたったの４年（私は浪人したから５年）、まだまだ高校時代のことをよくよく覚えている時期に母校に戻って来て（私の母校は建て直されていて迷子になった）、そして顔なじみの教員と（私は都立だったのでみんな移動していた）並んで仕事をして学ぶ３週間（私の時は２週間）は経験と思い出として充分なものとなるはずです。
教育実習、思い切り勉強して欲しいです（これは私も本当に勉強しました、珍しく自信があります）。インターンシップとは一味もふた味も違う、社会に出たら絶対に経験できないことですから。そして生徒ととっても楽しく過ごして欲しいと思います。先生が楽しい学校は生徒も楽しくて、生徒が楽しいと先生も楽しくなってしまうのがいい循環の学校です。
授業はもちろんホームルームに部活動に、目一杯の経験をして実習を終わらせてくださいね。この経験を糧にして、もっと大きな社会人になってくださいね。行ってらっしゃい！
そして実習が終わっても、また顔見せに戻って来てくださいね。そうしたらまた、お帰りなさいですからね（日本学園に教員の移動はありません）。
とはいえ実習、まだあと１週間弱残っています。あの授業案じゃダメです。授業中の生徒の笑顔を思い浮かべながら、楽しく授業準備をしましょう！
