3年前の4月、学年通信第1号はこんな書き出しでした。
~~皆さんと今日ここで出会えたことを心より嬉しく思います。皆さんは今日、これから始まる高校生活に希望と不安の両方を抱きながら学校まで来たのではないでしょうか。希望と不安は表裏一体。何事も、新しい一歩を踏み出す時には、希望とともに不安もついてくるものです。~~
この3年間、その途上はとても長く感じたものでしたが、今思い返してみると矢の如く過ぎ去ったように感じます。
最初の学年集会では、話を聴く君たちの真剣な眼差しが印象的でした。生徒全員が帰宅するまでやきもきしていた1day創発、あの日は本当に神経をすり減らしました。2年次はやっぱり修学旅行。民泊の離村式で「島人ぬ宝」の演奏に皆で声を合わせたのが記憶に残っています。スポーツの分野でもこの学年は学校を元気づけてくれました。グラウンドやコートで躍動する君たちの姿には、本当に心動かされました。嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、この3年間で経験した一つ一つがこれからの人生の礎になってくれたらうれしく思います。
こうして振り返ると、君たちと過ごした3年間はとても楽しいものでした。
卒業して、そして校名が変わっても、ここは君たちの母校であり続けます。そして私たちは4月からもここにいます。「またいつでも顔を見せにおいで」と思うと同時に、こうも思います。
「この学校のことを忘れるくらい、次のステージでの生活が充実したものでありますように」
君たちのこれからの人生が幸多いことを、心から願っています。お元気で!
最後に保護者の皆様、この3年間(あるいは6年間)、本校の活動を温かく支えてくださり、本当にありがとうございました。今後の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。