陸上部の顧問にとって11月3日は外せないイベントがある。そう、東京都高校駅伝だ。残念ながらメンバー不足で本校は出場していないが、高校の陸上大会でも大きな大会の一つである。
私は現役時代は短距離に所属していたため、基本的にはサポートに回るだけだったが、チーム一丸となって挑み、そのミーティングを日が暮れるまでしていたことをよく覚えている。短距離にもリレーがあり、次の走者にバトンをつなぐが、8kmや10kmをしっかりと走ってきて渡す襷の重みというものはまた違ったものがあるだろう。10kmをしっかり走るためには、それまでにしっかりとした準備が必要であり、また当日どのようなペースで走り、どこでスパートをかけるか等の計画も必要である。
このことはあらゆる事に通じるのではないだろうか?学生の本分である学業がまさにそうだ。たとえば定期テストや受験。いつ試験があり、そこまでに自分自身の学力をどこまで上げる必要があるか考え準備する。また、試験本番はどのような時間配分で解くべきかあらかじめ計画する。万全の準備を整えることで試験を乗り越えることができる。
駅伝も学業も、どちらもゴールが決まっている。今受験勉強を頑張っている三年生も、また本校を受験しようとしている生徒さんにも、そのゴールをまっすぐに見据えて、突き進んでいってほしい。
(写真は日本学園陸上競技部より)