20年前の夏。何気なく付けたテレビで思いがけないニュースが報道されていた。舞台となった現場は埼玉県長瀞。少年は友人と高い岩から川に飛び込む遊びをしていた。突然、足下の巨岩が崩落し少年の左足が下敷きになった。出血多量と体力の衰弱により生命の危機が危惧された。緊急ではあったがその場で左足を切断することになった。少年はバレー部に所属する高校生。バレーが出来なくなるからと、切らないでくれと懇願する。しかし・・・。麻酔も効かず激痛に失神し、目が覚めたときは病院のベッド。その生徒は私が教師になって初めて国語を担当した時の生徒だった・・・。その後義足とリハビリによって社会復帰を果たした。たくさんの人達のサポートを支えに学校生活も滞りなく終え、大学進学も果たした。彼は今、社会の第一線で活躍していると聞く。あれからもう20年も経つのかぁ・・・。
先日、上記のことをふと思い出すような出来事があった。だから居ても立っても居られなくなった。以下に記す動画をも思い出した。何度も見返した。バスケに携わるあの子達に見て欲しいという思いを込め紹介させて戴く。
きっとこれを読んだ方は「?」でしかないだろうが是非、ご覧になってほしい。そして私だけでなく部員の思いを斟酌して戴けたら幸いである。