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バスケットボール部

2019年度新人戦大会(1)

投稿日2019/10/29

 

 初戦を迎える日の朝はいつも落ち着かない。年甲斐無く早起きをして、手持ち無沙汰。もしも、などと縁起でも無いことを考えて自分を恥じてしまったり。今回も変わらずそわそわして自分の器の小ささを改めて実感する。

 7時に体育館に行くと既に幾名かの選手がシューティングをし、8時には断髪式が行われている。9時には円陣が組まれ闘志の共有を図る。開幕にむけ足が地に着いていないのはどうやら私だけで、選手たちは既にやる気スイッチははいっていたようだ。。

 軽く練習をすませ、早くに会場入りし13:30のToss upの瞬間を待つ。

 開始7秒で♯5→♯7→♯4→♯5とパスが回り♯5のドライブによって先制点を決める。続いて♯5から受けたボールを♯8が45°から3P、ターンオーバーによる♯7のレイアップ、堅いディフェンスからファンブルを誘発し、そのまま♯4のレイアップ。その後も♯5,7,8,6,8…と立て続けに決めていく。開始3分で19:0。ドリブルを極力少なくし、早いパス回しで繋ぐ。着実に得点を重ねていった。連携のとれたディフェンスに敵はシュートに持ち込むどころかパスさえ妨げられる。1Q残り5分で31:0。そしてメンバーチェンジ。次の5人がコートに立つ。♯11,12,14,15,16も均整のとれたゲーム展開をし、打ってよし、守ってよしと1Qを54:4と完全に主導権を握った。早いボール運びとピンボールのようなパス回しからのフィニッシュには会場からため息が漏れるほど。

 特筆すべきは途中交代の♯9の職人並みの働きか。臀部が床につくほどの腰を落としたディフェンスと指さしによる声出し、誰よりも早く走り、絶妙なアシストにて力添えをする。華やかさとは無縁でこの上なく地味なことを愚直に継続し続けた。能力はあるものの線が細いので体を作ることが課題か。まだ1年生であるが将来の期待できる存在であることはいうまでもない。

 ベンチ入りした18人全員が出場し、各の練習の成果を発揮した。4Qに限っては全員1年生で戦い、経験を積んだ。終わってみれば158:39と圧勝。

 

 その日はにちがくにてオープンキャンパスが催され、普段の閑散とした日曜日とは異なって朝から活気に満ちていた。出発直前に某先生に「会場をにちがくに染めて来い!」と熱い言葉をいただいた。野球部は秋季大会で東亜高校と激戦を制し東京Best32に輝いた。サッカー部も選手権への切符を掌中に収めるために必死、バレー部も8支部大会、中学バスケも打倒梅ヶ丘と奮闘中。学校全体から我が子の成長を見るような温かさが伝わってくる。いつぞや某学校の先生が自身の学校について愚痴混じりにぼやいていた。その学校は進学校故、部活動で関東に出ようが、インターハイに出ようが、個人種目で優勝しようが「ふ~ん、で?」で終わってしまうそうだ。それに比べたら生徒の頑張りを皆が注目し、応援する。なんともありがたいことである。

 

 今日、現代文演習で「自我」とはなんぞや?という問いに「自分を他者に投げ出すことで生ずる相互承認の中で確立する」ということとあった。「俺が!俺が!」ではなく、例え意見の齟齬がきたされようと、他者を思いやること、意見を傾聴することで自身の存在が肯定されるというものだろう。自己肯定感の充実→生徒の活性→学校の発展に結びつくとは考えられないだろうか。多くの方がにちがくバスケに注目してくれている、応援してくれている。それを追い風に次の試合にも臨みたい。部で掲げた目標に向けて駆け抜けるため他者からの想いをかみしめたい。「心技一体」、咀嚼すれど、毎度その味は異なる。言い得て妙な言葉は我々を次はどのように導いてくれるのだろう。

 

 試合直前、広尾学園高校の先生から初対面であったがご丁寧な挨拶をいただいた。試合が終わってからも同様に。恐縮し「こちらこそありがとうございました」というのが精一杯。その先生のお人柄が印象的だった。広尾学園の健闘を讃え、想いを背負い筑波大付属駒場戦に挑む。

 

11/3(日)  9:00~

vs筑波大附属駒場高校(於:東京都立桜修館中等教育学校)

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