後、1つ勝つと支部決勝戦。2つ勝つと支部優勝、そして東京都best12入り。
緊張した面持ちのにちがく勢がアップ会場からコートに向かう際に、自らを鼓舞するように「・・・よし・・・」という吐息に似た声を漏らす。
その緊張感はこちらにも伝わってくる。経験値も自信も何もない彼らの意識はどこまで強くあるのか。あり続けるのか。
2年間の支部大会と同じ顔合わせとなったこの準決勝。前半のリードから3Qで逆転を許し、2点差の惜敗を喫した。あれから早、2年・・・。
そして長い40分が始まった。先制を許し、一気に引き離される。#12の3Pで追いつき、しがみつく。ところが#12へのマークが強く思うようなプレーをさせてもらえない。敵のセンターにゴール下を許し、にちがくのプレーができない。ディフェンスも上手く機能せず、簡単に突破される。5点ビハインドで後半戦に。シュートもリバウンドも封じられ、為す術なく。
プレーをする選手の胸中はいかばかりか。いいとこ見せられず力の差を見せつけられた駒場戦。雪辱を果たすどころか、傷口が広がったか。選手のメンタルは大丈夫か。
私にとってこういった公の場はこれまでの答え合わせだと思っている。今日の答え合わせの結果は苦いものになったが、過程を振り返ると止む無しか・・・。
デビュー戦は支部3位の結果に終わった。2年前と同じ。しかし2年前のにちがく勢は昨年にbest8の成績を残した。きっと彼らも・・・。
年明けすぐに東京都本大会が行われる。今回の支部、上位8チーム+東京best8の40チームで戦う。昨日と今日のミーティングで掲げた目標はbest4入りを果たすこと。此度、欠けていた「心・意識」を克服し、堂々たる結果を掌中に収めたい。決して画餅で終わらせぬようにちがく、東京に有りき!を具現化されたし。「心技一体」奥深き言葉也・・・。