♪ 夢が迎えに来てくれるまで 震えて待ってるだけだった昨日
明日 僕は龍の足元へ崖を登り 呼ぶよ「さあ、行こうぜ」
銀の龍の背に乗って 届けに行こう 命の砂漠へ
銀の龍の背に乗って 運んで行こう 雨雲の渦を♪
朝ラジオから縁起のいい曲が流れていた。今年の干支にもにちがく勢にも相応しいその歌。中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」だ。今日の富士山、朝日はご機嫌!適度な緊張と武者震いを感じ、いざ!!!・・・、なはずだったのに・・・。
1週間前、東京都4強入りを果たしたにちがく勢。愈々、ここまで来たか・・・と胸に迫るものあり。
歓喜と興奮から一夜明けての彼等の胸中は複雑なり。「勝つぞ!」「東京1位だ!」を合い言葉に練習を重ねてきた、試合も勝てるようになった、自信も付いてきた、でも・・・。初めての経験故に感情が追いつかない。嬉しさと不安がない交ぜになった状態とでも。
決勝リーグ初戦は全国大会常連の強豪校、八王子学園高。相手は百戦錬磨のつわもので留学生も擁する。「・・・カテル?・・・。」「・・・ドウヤッテ」
監督がそんな選手の透けた腹の内を見透かし、叱咤激励す。
1/14(日) シュート練習をして会場入り。やるべきことはやった、後は魂!
多くの観客の思いを背に、いざToss up 。序盤の流れは順調。留学生も封じ、攻守共に切れのあるプレー。数日前の懸念は最早、胡散霧消!互角の争いに手に汗握る思い。
前半終了までは・・・だった。
3Q 得点のない時間が続く。敵の冷静な運びが真綿のように首を締め付ける。逆転されてもなんとか食らいつくにちがく勢。
4Q 残り11秒 2点差 敵スローイン 4点差 試合終了
4点差・・・。
惜しい? ・・・負けは負け
・・・やはり八王子の壁はほんのちょっとだけ高かった。「もしかしたら!?」と思うような試合展開ではあったが、悲しいかな、経験値等が相手が一枚上手だったかな。決勝リーグの、全国に行く上での洗礼?
でも全国レベルのチームを相手に物怖じせず、チャレンジスピリッツで戦い抜いたことは多いな収穫であり、糧となろうか。
残念ながら下克上とならぬ決勝リーグの始まりだったが来週の國學院久我山戦、専修付属戦は確実に制し、名実ともににちがくの名を東京都に擦り込ませられたし。
♪ファイト!戦うきみの唄を戦わない奴等がわらうだろう。
ファイト!冷たい水の中を震えながら昇って行け。♪
今年は辰年、飛翔の年。おまえら、もうちょっと、自分に自信もてよ。チームに誇り持てよ。全国は猛者たちばかりでびびってる暇なんかないんだぞ。