群雄割拠。覇を狙って英雄達の戦いが始まった。
なんとも大袈裟な書き出しで恐縮だが決して誇張してはいない。正にこのような心境でWinter Cup予選を迎え、臨んだ我等にちがく勢。
学校に集まり、ﾁｰﾑとしての覚悟と目的を確認し合う。「心技一体」と掲げられた部訓は「ﾁｰﾑ一体」でなくてはなし得ない。
15:20きっかりに戦いの火蓋は切られた。決して負けてはならないこの一戦。沢山の応援団が駆けつけてくれ、途切れぬ声援に弥が上にも士気は高まる。ｽﾀｰﾃｨﾝｸﾞ･ﾒﾝﾊﾞｰは♯4.5.7.8.21の5人。初めて♯21がｽﾀｰﾄ起用されるも、物怖じすることなく堂々としたﾌﾟﾚｰ。ベンチﾒﾝﾊﾞｰ全員が出場し勝利を手繰り寄せていく。華やかさには縁遠いが泥臭い攻守に40分後、にちがくに軍配は上がった。
これで4強、愈々、本番、決勝リーグ！
東京1位の座を目指し、悲願のWinter Cup出場に手がもう少しで届く。相手よりｺﾞｰﾙに執着し、勝に貪欲で、高く翔んだ者が手にする切符。
東京で開催される高校ﾊﾞｽｹ集大成、Winter Cupに東京都代表で出るのはにちがく也。
次戦は11/3(日)、國學院大久我山高校、相手にとって不足なし。天下分け目の関ヶ原を制するのはにちがく也。
内に秘められた闘志は既にｸﾗｲﾏｯｸｽ
「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのｵｰﾙをまかせるな」
(中島みゆき 宙船)
