高校生にとって、唯一、同年代で競い合えるのが本競技会です。(年代に関係ない共通種目もあります)きっと「負けられない」と気合いが入ったのではないでしょうか。
●高校1年男子100m予選
・1組目3レーン・高1成田・12秒99(-0.3)組6着・自己新記録・予選敗退
本人のコメント
スタートダッシュをしっかり切る。そのためにスターティングブロックの高さを右足3、左足2で設定し、スタート直後に顔を上げてしまわないようにする。リラックスして走れるようにする。本番では、前回に続き、緊張して動きが固くなってしまった。もう少し、力を抜いて走れるように練習したい。
顧問より
かなり緊張していたように見えました。スタートの一歩目が遅く、一歩々々のリズムやテンポが悪くなってしまいました。ストライドを意識しすぎたのかもしれませんね。日頃の練習からリラックスしたテンポの良い動きを心掛けましょう。
・10組目3レーン・高1吉田・12秒95(+0.1)組4着・自己新記録・予選敗退
本人のコメント
今回、意識したかったことは、太腿を上げる、終盤の伸びを意識して走ることです。実際にはスタート直後に顔を上げるのが早すぎて、地面の捉え方も今一つで、中盤は猫背ぎみで重心が下がってしまいました。速い人たちは皆、腕振りが早く、コンパクトな走りでした。真似をしたいです。また、日々のドリル練習でも基本的な動きをしっかり行い、身につけたいです。
顧問より
中間走の局面で体が少し前に突っ込み、しかも力んでしまっているので、腿が上がらなくなっていました。終盤、動きが固くなって失速ぎみになっていますが、最後までフォームを意識して走れている点は良いです。力んだ分ストライドが小さくなっているので、力みを取って、伸び々々と走れるようになりましょう。
・14組目4レーン・高1福田・12秒00(+0.5)組1着・自己新記録・予選敗退
本人のコメント
前回スタート時につまずきぎみになったのですが、今回はスムーズに出ることができて良かったです。また中間走では体があまりぶれずに、思いっきり走ることができました。ただ、ゴールラインの少し手前で減速してしまったので、日頃の練習でも最後まで走りきることを意識したいです。動画を見ると後半に腕が振れていないので、最後まで腕を振り続けるように日々の練習から実践します。
顧問より
まだ決してスムーズとは言えない部分もあるのですが、加速から力強くグイグイ走れていたことが良かったです。力強くゴリゴリ行くのが良い点でもあるので、ゴールラインを過ぎて10mくらい先までは走るくらいのつもりでいきましょう。今回、全力でゴールラインを駆け抜けていれば、11秒台を出して決勝進出できたかもしれません。最後まで勝負心を忘れずに。
●高校2年男子1500m予選
・2組目6レーン・高2齋藤・4分51秒22組・組9着・公認自己記録・予選敗退
本人のコメント
目標は、4分40秒台前半で自己記録更新です。競技場にてスパイクを履き、スピードと距離を意識した練習を行いました。最初はとばしすぎず、3周目以降にスピードを上げて切り替えられるようにとイメージしていたのですが、上手くできず、自己ベストの5秒落ちでした。3周目から残り700mでしっかり自分の走りができるように練習します。
顧問より
入りの位置取りは良かったと思います。2周目で自分がいた集団を抜け出せそうな局面があったのに、躊躇してしまったのがもったいなかったです。あそこで抜け出すか、離されずに粘れれば、もう少し良い記録が出たでしょう。外周練習で、少し長めの距離に対しての変化走やビルドアップといった切り替えを意識した練習をしましょう。
●高校3年男子100m予選
・3組目8レーン・高3大日向・11秒84(+0.5)組5着・自己新記録・予選敗退
本人のコメント
目標は、自己記録更新、11秒8を出すことです。また競技に集中して挑めるよう、ウオームアップを丁寧にやりました。結果は11秒84で自己ベストを更新し、決勝進出まであと7/100秒でした。レースの内容も、これまでで一番良い走りでした。これで心置きなく引退ができます。
顧問より
3年間お疲れ様でした。大日向は、競技直前に寝ていたり、一方で緊張してガチガチだったり、よくわからないことが度々ありましたが、今日はスタートラインに立った時の表情がとても良かったです。走りや全体の流れは言うこと無いですが、周りの速い選手と比べると、スタート直後の前傾姿勢から中間走に移る際の加速がまだまだ弱いです。その辺りは筋力や瞬発力がものを言います。大学でも競技を続けるつもりならば、引退しても最低限動ける筋力は維持しておいて下さい。それでは、これからは大学入試を突破できるように勉強の方もラストスパートをかけて下さい。