5月31日(金)宇都宮競輪場で高体連自転車競技関東大会の開会式が行われました。監督選手と選手参加義務のため、2時間目終了後参加し、他校はトラック競技が翌日からあるのですが、トライアスロン部は6月2日に彩の国トライアスロン大会があるので、当日戻り土曜日は授業を受けました。勉強と部活のハイレベルでの両立をめざすトライアスロン部としては当然のことです。
6月2日(日)は彩の国大会が終了後、群馬サイクルスポーツセンターに移動。4時からの試走をじっくり行いました。顧問も初めてのコースなので、これからの指導のためにも試走しましたが感想としては、①修善寺ほどアップダウンはきつくないので、下りをうまく利用してのぼりを楽に突破できる可能性があるが、コースが狭いのでテクニックが要求される。➁路面が決していいとは言えず、パンクや転倒なく安全に走行する必要がある。③大会距離が40kmから72kmに伸びるため体力・精神力が一層必要。ということでした。
3日(日)9時スタートですので、2日は4周程度下見をして宿へ戻りゆっくり休養して力を蓄えました。
当日は驚くほどの晴天。昨年油井が関東出場したにも関わらず悪天候のため大会が中止となり悔しい思いをしました。「今回はこんなにもいいコンディションのもとに出場で来てインターハイの権利を獲得できるチャンスがあることを感謝してスタートしよう」と団結し、トライアスロン部の合言葉「 Share 」と掛け声をかけ出ていきました。
あとは選手の感想にて報告といたします。
高3D 市橋寛行
今回自転車競技の関東大会に東京都代表として出場してきました。関東大会は群馬CSCで行われ、1周6kmを12周回の72kmのレースでした。群馬CSCは予選の修善寺CSCと違く道幅も狭く、道もガタガタであまり良い条件ではありませんでした。おまけに東京都の選手は1番後ろからのスタートとなってしまいアドバンテージが大きいと感じました。今回のレースプランはスタート直後に先頭へ出てパレードラップが終わるまでには、第1集団内で脚を貯めてそのままポジションを維持し、最後のスプリントで横から抜けようと思っていました。自分はスタートと同時に先頭まで出る事が出来て、そのまま本スタートを切り3周目までそのポジションで走っていました。しかし4周目の坂でアタックがかかった時に、ギアチェンミスをし、そのままリカバリー出来ずにズルズルと集団後方まで落ちてしまいました。その後は単独走行の後、第2集団に入り9周目でDNFとなりました。今回の大会で自分はインターハイに行けると感じていましたし行けるレースでした。そのチャンスを逃してしまいとても悔しく悲しく、そして自分の未熟さが分かりました。途中までは自分のレースプラン通りに行っていたので余計に悔しく思っています。3年目で出場したのでもう次はありません。しかし後輩にはインターハイに行ける可能性を秘めている選手が何人もいます。是非頑張って下さい。次の引退試合に向け頑張っていきます。また最後になりましたが応援して頂いた保護者方々、堀越先生、その他のの方々本当にどうもありがとうございました。
>>>前日から作戦を話し合い、そのプラン通りに実行できたことは成長のあかしです。そのプロセスを積み上げればまだまだ実力は伸び、大学社会人での成績開花につながります。今回のコーナリングは私はとても怖くてまだできません。それをやすやすこなしている市橋を見て本当にいい選手になったと実感できました。感謝の心も忘れず人間力もついています。次の引退レースでは悔いのないように頑張ろう!
高2C 本木颯人
今回、関東総体に東京都代表として出場させていただきました。スタートは各県代表者がくじを引き、開催県で栃木県が先頭、東京都の選手は不運にも最後尾からとなりました。
レース内容としては、とにかく前へ前へと体を動かして、なんとか先頭に着いていきました。途中他県の選手などの落車、パンク、に見舞われそうになりましたが冷静に判断して回避することができました。
結果は9周/12周でカット。正式な順位はではありませんが、59位/128位。全国のレベルの高さを痛感しました。その反面、他県の選手と協調し合って前を追ったり、お互い励ましながら前を追うなど、練習では得られないような感覚を掴むことができました。応援していただいた方々には本当に申し訳ない不快ない結果となってしまいました。
来年は必ずロード競技でインターハイに駒を進められるように頑張りますのでこれからもトライアスロン部の応援宜しくお願いします。
>>>3周目から少しずつトップ集団と差がついていきましたが、持ち前の体力で少しずつトップ集団からこぼれてくる選手を取り込み第2集団を形成できたことは次への大きなステップです。今回はトライアスロンのスイム基準記録を突破するためかなりスイム練習に時間を費やしたためバイクの練習が思った以上に積めていないなかで、ここまでできたのは日頃の努力の結果です。来年はきっとインターハイに行けるとみていて感じました。一緒に頑張ろう!