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創発学

「1Day創発準備中」工藤さ先生(高1副担任・社会科/創発科)

投稿日2024/11/21

「1日あげるから、好きなところに行って学んでおいで」と言われたら、あなたは何をしますか?

 

というキャッチフレーズで12月に実施される、高校1年生の1Day創発。生徒たちは、それぞれの興味関心にあわせ、プランを練っている最中です。

1Day創発は、創発学のプログラムの中では比較的新しいものです。

 

もう数十年前になりますが、私が高校生だった時、行事に遠足がありました。高1の時には地学のフィールドワークを兼ねて城ケ島と八景島シーパラダイスに行き、高2では、グループを組んで好きなところに行ってくる、というのが母校の遠足でした。

私は仲の良い友達とガラス工房に行き、そのあとスイーツビュッフェでケーキを食べまくってきたのですが、楽しかったなあという記憶がずっと残っています。

創発担当としてプログラム検討を行っていた際に、生徒たちにもそんな遠足をさせてみたい、と何気なく口にしたら、創発担当の先生方が「おもしろいね!」と賛同してくださり、みんなでああでもないこうでもないと知恵を出し合いながら、「1Day創発」と名付けたプログラムができあがったのでした。

 

私自身の遠足では、事前学習も事後学習もなく、ただ友達と遊びに行ってきたという感覚でしたが、日本学園では、創発学の授業だけでなく、地理総合の授業ともコラボして、「まずは自分の興味関心を見極める」「行きたい場所、知りたいことをテーマとして設定する」「事前に論文や統計資料などをあたって学習する」「現地でしか学べないことを学んで(体験して)くる」「学んだことをまとめ、プレゼン発表する」という一連の流れを組んでいます。

当日の行程表も自分で組み、現地調査のためにアポイントメントをとることや施設見学の予約をすることなども、すべて自分で行います。

 

現在出てきているテーマや行先は様々。「先生、1日では足りません!」という声や、「行こうと思っていた施設が休館日だ!」と嘆く声も聞こえてきます。

さて、どんなプランができあがり、どんな創発をしてきてくれるのか。今から楽しみにしています。

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