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「もうすぐ夏休み」 大橋先生(高校2年F組担任・社会科)

投稿日2019/7/9

 私が担任している高校2年F組は、スポーツコースです。硬式野球部・サッカー部・バスケットボール部と柔道部に所属している生徒で構成されているクラスです。先週末に期末試験も無事に終わり、今は練習に励んでいる頃でしょう。

 さて、期末試験の答案も返却され、通知表をもらったら、さてさていよいよ夏休みです。「練習に合宿にと、夏休みなんかもうぜんぜん嬉しくない」という声もどこもかしこもから聞こえてきそうですが、でも、それも今しかできない経験です。

 私も高校時代、柔道部に所属していました。夏休み、合宿もありました。朝から晩まで柔道に明け暮れた日々、今でも鮮明に覚えています。別の高校との合同合宿で、しかも同じ支部の高校だったので、乱取りは必死そのもの。大学で柔道を続けている先輩も参加して、その人なんかにはもう、ボッコボコに投げられまくっておりました。「こんなに投げられて、俺は果たして弱いのか?」と思ったこともありました。

 しかし、自分の高校の道場での練習や、そんな合宿や出稽古をして向かえた2学期、ボッコボコのイメージしかないままで迎えた2学期に、どれだけ自分が成長したかを実感しました。スタミナと技量が、1学期の比ではなかったのです。これで保持し続けてきたシード権を自分達の代で切らすことはない、そんな安心感と今後の期待感を持つことができました。

 

 高校2年の夏休み、運動部に入っている人には、もちろん勉強も大事ですが、思い切り自分の身体をいじめてみるのもいいと思います。9月からの自分が誇らしく思えるほどに、身体を鍛えるのもいいと思います。自分が強くなれば、チームも強くなります。チームが強くなれば、更に自分も強くなります。相乗効果を生み出すために、スタートはまずは自分からです。

 もうすぐ夏休み。9月には、身体も顔つきも雰囲気も、でっかくなったみんなに私は会いたい。

 

 なお、高校2年にそんなひと夏を経験した私は、9月半ばに右内側側副靭帯損傷で全治1ヶ月。新人戦に出場出来ず、代わりに出場した1年生がぼっっこんと投げられて我が校はシード権を失ってしまいましたとさ。

         ※ 写真はF組柔道部員の練習風景です。

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