通常授業も終わりを迎え、期末考査・冬期講習も終わり、まもなく2019年も終わります。進路が決まったAO・推薦の生徒はほっと一息の年末でしょうか。一方、一般入試を控えた生徒たちはいよいよ勝負の時を迎えます。毎日下校時刻ぎりぎりまで教室に残って勉強する姿もこの時期のにちがくの風物詩となっています。
勉強つらいよー、受験不安だよーと弱気だった表情も、どこかきりりと男前になってきました。勝負を控えたこの時期の3年生はなんとも言えない、良い顔をしています。
この時期になるとアドバイスを求められることも多いですが、彼らに送る言葉は「1分1秒を惜しんで勉強しなさい」以外にはありません。自分を信じて黙々と努力を続けてほしいなと思います。
約20年前の冬。私も同じ受験生でした。「勉強しなさい!」以外に覚えているアドバイスを紹介します。
【聞いておけばよかったアドバイス】
最後の模試の判定はE判定。本当に行きたかった大学には遠く及ばないと悟り、そこにはチャレンジしませんというと、当時の英語の先生に「悔いが残るからチャレンジしなさい。」と言われました。第2希望でさえE判定なのに何を言っているのだろう・・・とその当時は理解できず、第1志望はあきらめて受験せずに受験を終えました。
すると、恥ずかしながらいまだにその大学への憧れは消えていません。たとえ不合格でも受験して結果を受け止めるべきだったかな・・・と今でも少し後悔しています。
昨年、担任をしていたクラスの生徒が見事に憧れの大学へ進学。これでけじめがつけられたような、やっぱりうらやましいような複雑な気持ちをいまだに抱えています。
【聞かなくてよかったアドバイス】
「英語学科はレベルが高いから、専攻をマイナーな言語に変えなさい。」
これも意味がわからずスルーしました。(スルーばっかりしていた悪い生徒ですね・・・汗)第2希望の大学ではありましたが、初志貫徹で英語を専攻し、英語の教員免許を取得し、無事に教壇に立ち、現在楽しく英語とともに働いています。自分の人生なのだから自分で決めてよかったなと、こちらは今でも自信をもって思っています。
だらだら長くなってしまいましたが、受験生のみなさん!
憧れの大学があるのであれば、たとえ可能性が低くてもチャレンジをしよう!
そして、自分の人生だから自分で決めよう!
強い意志を持っていれば必ず道は開けます。今がいちばん苦しいとき。自分を信じて頑張りぬきましょう!
本校の大学受験生にも、これから受験を迎える中高生にもたくさんの桜が咲きますように・・・
Where there is a will, there is a way.