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「ハーフマラソンの大会に参加しました。」 伊藤先生(高1担任・国語科)

投稿日2020/1/11

 今年の「走り初め」として、1月4日に行われたニューイヤーマラソンin昭和記念公園のハーフマラソンの部に参加しました。ハーフ(21㎞)のレースに出場するのは初めてですが、結果は完走479人中118位(男子では114位)。記録は、1時間35分2秒。ちなみに、50代以上の選手だけの順位でいうと13位。
 目標は「1時間35分を切る」だったのですが、あと2秒かなわず…。ただし、自己記録は更新。スマホアプリによると、4分26秒/km。

 公園内の約5キロのコースを4周するのですが、周回1周目に2回シューズの紐が解け、その度に止まって結び直すというトラブル。「これがなければ目標達成できた!」なんて話しをレース後にしていたら、そばにいた年配ベテランランナーが「結んだ紐はこうやって結び目の中に入れるんだよ」とご教授して下さる。ランナーとしては絶対にやってはならない失態です。さらに、スタート直前に念のためもう一度トイレに行っておこうという繊細さが仇となり、スタートの列も後尾から。スタート地点通過まで22秒もかかってしまうというロス。実はレースに参加するのはこれが2度目なのですが、まだまだ慣れません。

 年末年始はこのレースのために摂生して過ごしたのですが、大晦日に突然腰痛に見舞われ、思うように練習できずに臨んだ本番。公園内なのでフラットなコースだろうと高を括っていたら、アップダウンが多く、けっこうきついものがありました。周回コースだから高低差はトータル・プラスマイナス・ゼロのはずですが、上りばかり印象に残っています。レースは、周囲のランナーとのちょっとした差しつ差されつが面白いところですが、他者を意識せずにあくまでも自己のペースを守ること、これが何よりも大切だと学びました。

 ランニングを始めたのが、一昨年の7月。走り始めてすでに1年半が経とうとしています。2019年はトータル1417km走りました。その結果、体力的に疲れにくくなっただけでなく、確実に精神的にも変化したと思います。

 走っている最中、色々なことを考えます。「ここで立ち止まってしまえば楽だなあ」とか、「いやいやもう少しがんばろう」とか。本当に自分との戦いです。実際に練習では途中で立ち止まることも数知れずです。しかし、ランニンを始めた後では、物事に対する取り組む際に簡単に諦めなくなったと思います。元々負けず嫌いな性格でもありますが、困難な問題や課題に取り組む際に、少しだけ精神的な余裕ができた感じがします。

 そして、走る度にタイムを意識し、前回のタイムをどう縮めるか、自分をさらに向上させるためにどうすればいいかを日常的に考えていることも生活に大きな張りを生み出している気がします。

 

 部活動に真剣に取り組んでいる生徒にとってそのような気持ちになることが醍醐味でしょうし、部活だけでなく勉学においても同じなのかも知れません。

 さて、目にする風景を更新するべく、今年も走ります。

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