3学期が始まり、日本学園も中学入試・高校入試と慌ただしくなってきました。
高校2年生はたいがいのほほんとしています。先日は、遅刻がなかなか直らなかった生徒が、3学期ここまで無遅刻で来て「連続ログインボーナス中!」と高笑いしていました。平和です。
ただ、そんな中にも、卒業後の進学先について相談にやってくる子たちがちらほらあらわれています。共通試験まで1年を切り、いよいよこの男子だけの(ある意味)楽園が終盤にさしかかってきた実感がわいてきたのでしょうか。
先月は高校生活の一つの集大成として沖縄へ修学旅行に行ってきました。
つい1ヶ月前の出来事なのですが、私も日々のめまぐるしさで修学旅行の記憶が薄れてきていたので、生徒たちの感想文を読み返してみることに。
国頭村・大宜味村での民泊について書かれたものが多かったです。かわいげという言葉とは無縁な高2男子ですが「優しい人たちですぐ打ち解けることができました」「本当のおじいちゃんおばあちゃんのような気持ちになりました」「別れが名残惜しかったです」「悲しい別れ」などの言葉が並んでいました。
私たち教員が民泊先を回った際、そちらのお母さんが「2年前に来た日本学園の生徒さんが植えてくれたの」と言って鉢植えを見せてくれました。春にはきっと花が咲くのでしょう。
修学旅行は時間にすればたったの5日間なわけですが、生徒たちの中にも何かタネが植えられたように思います。
また、心のふるさとや居場所のような所ができるのもうらやましいなあと純粋に感じます。
これから卒業までの約1年。さらに慌ただしい日々が待っているわけですが、時にはこの5日間のことを思い出して一息つきながら頑張っていってくれるでしょう。