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「少年から青年へ 自立への道」 神戸先生(高校3年学年主任)

投稿日2020/3/7

 3年生諸君、卒業おめでとう。1年前に卒業式で送辞を述べた当時の生徒会長は「僕たちは先輩たちの背中を見て過ごしてきた」と語りましたが、ついに皆さん自身が日本学園から飛び立つ日がやってきました。今の皆さんは後ろ姿で、後輩たちに何を語りかけるのでしょうか。

 3年前、入学したばかりの皆さんに私は、「高校時代は『少年』から『青年』へと向かう段階で中学生よりも大人に一歩近づく時期にあたる」「自分の将来の進路を自分の力で切り開いて行ける、自立した人間になってほしい」と話しました。皆さんはこの3年間、授業や朝テスト、学校行事、生徒会活動、クラブ活動などを通して着実に成長をとげてきたと思います。もちろん、楽しいことばかりではなく、苦しいことや、辛いこともあったでしょう。しかしながら、それらの一つ一つの経験がこれからの皆さんの人生に活かされることを願っています。

 皆さんは、3年生になってから受験という試練を経て、それぞれの進路を切り開いてきました。近代日本を代表する、ある政治家は、「人生の本舞台は常に今日以後にあり」という言葉を信条としていました。皆さんは高校生活という舞台に別れを告げますが、4月からの新しい舞台で、さらなる活躍をすることを期待しています。皆さんの中には来年、受験に再チャレンジするという人もいますが、その挑戦は、自分が望む次の舞台に上がるためのものです。もし、卒業後もアドバイスが必要であれば、訪ねてきてください。

 皆さんは将来、自立した社会人として生きてゆくことになります。ただ、今までの人生でご家族をはじめ、多くの人たちに支えられてきたということを忘れないで下さい。そして、大人になったら他の人たちを支えてあげられるような人間になってほしいと願っています。

 それではいつの日か、成長した皆さんとどこかで出会うことを願いつつ、学年主任としての最後の挨拶と終えたいと思います。

 3月7日 卒業式の日   

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