朝 検温表チェックをしていると天気とカラスのおとしものが気になって常に上を向いています。
もう関東も梅雨入りしているのだろうけれど、幸い朝には雨が降っていない。
検温表の提出時に生徒も教員もびしょにしょになってしまうので雨が降ったら大変です。
日本学園では3月になると杉浦像のそばにある梅の花が、4月には見上げると桜の花、足元にタンポポ。
5月は色鮮やかなツツジがそこかしこに咲き誇ります。
梅雨の季節は何といってもアジサイです。門を抜けると左手に大きな青いアジサイが見られます。(でもまだ咲いてません)
ところでアジサイの色は土の酸性度によって色が変わることはご存じですか?
赤は酸性、青ならアルカリ性は中学生の時に習ったリトマス紙で、アジサイの色は正反対だそうです。土が酸性だと青色に、アルカリ性だと赤色です。
Stay homeを余儀なくされた日々、
紫キャベツ溶液に色々な液体を加えて色が変化するのを見てみようという、実験を家で行いました。
用意するものは:食塩、酢、重曹、紫キャベツ、ジップロック、卵のパック(6個いりがよい)、弁当用醤油入れ
まずはキャベツの千切りです。しかし包丁を握らせるのに不安を感じ、結局手でちぎることにしました。
ジップロックにちぎったキャベツと40℃程度に温めたお湯を入れて、紫色がつくまで揉みしだきます。これが大変
始めは気合入れてぎゅっぎゅと握っていたのですが、全然色がつかない様子。飽きてきたようなのでここでお父さんの登場です。
「お前は力が足りないんだよ、ちょっとかしてみな」おやじのメンツがと思い頑張ってやりました。
色がついたかなというところで息子に確認すると「そーおぅ?」実際ほとんど色が変わりません。(やっぱり千切りだったか)
一応説明書き通りにやっていたので次の工程に進みます。
ジップロックの角にはさみを入れ、紫キャベツ溶液を卵のパックに分けていきます。そこに酸性、中性、アルカリ性の溶液をたらしていきます。
台所から食塩と酢、洗面所から重曹をもってきてそれぞれの溶液をつくり、お弁当用しょう油入れに分けます。
まずは酢から、1滴2滴とたらしていきますが、なかなか色の変化が見られません。というのももともと薄く色づいているだけだったので変色しているかどうかも分かりません。
それでも醤油入れ1本分入れたら、食塩、重曹と次々に2つ目、3つ目にたらしていきます。
違いがあるようなないような、でもきっと時間が経てば変化が現れるだろうということにし、窓際に放置しました。
しばらくして見てみると、明らかに3種類に違いが見られたので、興奮して「見ろ見ろっ、少し変わったろ」と息子を呼びつけると、またしても「そーおぅ?」
教科書に見るような劇的な変化は見られなかったのですが、沈殿ができたことによる澄んだ液体と濁った液体とに分かれていました。
本当は酸性・中性・アルカリ性のお話をする予定だったのですが、急きょ『水溶液とは何か』に変更。濁った液体は溶液とは言えないんだよと締めくくりました。
思った通りにならないのも経験の1つです。次はもっとドラマティックな変化が見られるようにやろうと再戦を約束しました。
その後ちゃんと酸性・中性・アルカリ性のお話もしました。紫キャベツは懲りたので、ぶどうジュースでやってみました。できるらしいと本に書いてありましたが、逆に濃すぎて変化がわかりませんでした。
結局リトマス紙を使用しました。実はドラッグストアに売っています。近所の〇モトキヨシにはありませんでしたが、地元の小さな薬局に置いてありました。200円くらいなのでお買い求めし安い価格です。
ぜひおうちでも「酸性・中性・アルカリ性の実験」をやってみてほしいです。