私がこの作品に出会ったのは高校1年生の時でした。学校の図書館でふと手に取って読み始め、次の日には読み終えてしまうほど、のめりこんで読んでいたのを覚えています。
作者は映像化もされた「空飛ぶ広報室」・「フリーター 家を買う」などで有名な有川浩です。ご存じの方も多いのではないでしょうか。
自衛隊三部作と呼ばれる作品群の二作目に当たるこの作品は、タイトルの通り“空の中”を舞台に物語が展開されていきます。
謎の航空機事故の原因を調べるべく高度二万メートルの事故空域へと飛び立つ生き残りのパイロットと航空機メーカー担当者。時を同じくして、謎の知的生命体と出会う事故遺族の高校生。2つの謎の先に辿り着いた答えとは…
壮大なSF映画のような作者の独特な世界観にのめりこむこと間違いなし。最近、本なんて読んでないなぁと思っている 活字が苦手な中高生でもサクサク読めるオススメの一冊です。
↓ 小説版の表紙です。KADOKAWAのHPのものです。