日本中の中学校、高等学校に存在するであろう、生徒会。日本学園にももちろん存在し、私が顧問をしています。
が、生徒会って、何のためにあるのでしょうね? 意外と、みなさん答えられなかったりします。あってもなくても変わらないんじゃない?とか、言われたことも…
唐突ですが、私が教員をやっていて常に思っていることの1つが、生徒みんなに「学校は楽しい!」と思って欲しいということ。
多感な男子中高生約30人が、能力も趣味も価値観も全く関係なく一つの教室で過ごすのですから、そりゃあまあ、いろいろあります。
気が合う人ばかりじゃないし、つまらない授業もあるだろうし、やりたくない行事もあるでしょう。なんじゃこりゃ、という校則だってあるかもしれない。
でも、なんだかんだ言って、学校に来たら楽しいな、と思ってほしい。学校生活のどこかで、たとえば休み時間の友達とのおしゃべりとかの些細なことでもいい、楽しいことがあったらいいなと思うのです。
で、生徒会は、そのハッピー学園ライフを実現する1つの手段、だと思うのです。
学校生活での様々な、「こうだったらいいのに」「こういうのがなくなったらいいのに」という小さな要望を、拾ってすくって形にしていくのが生徒会です。
たとえば、飲料自動販売機のラインナップに関する不満を聞いて、どんなラインナップにするか学校側と交渉したり、より利便性の高い場所に自動販売機を増設してもらったりしたのが、昨年度の生徒会。
もちろん、実現できない要望もありますが、生徒会メンバーは、常に「学校生活を良くすること」を考えながら活動しています。
私がいつも生徒会に問いかけるのは、「それって全校生徒が望んでいること?」ということ。自分たちのやりたいことだけを実現するのは生徒会ではないよね、と。
みんなの意見を聞いて、まとめて、形にするのはとても難しいことですが、だからこそ何かの成果がみられた時にはみんなとても喜びます。
現在の生徒会長は、そんな難しさをものともせずにメンバーを率いて日々邁進中。
部活もやり、勉強もやり、生徒会活動もやり、芸術鑑賞教室で花束贈呈のため舞台に上がった際には全校生徒から拍手喝采を浴びるという、近年まれにみる名物会長になりつつあります。クラスでも、「生徒会でこれ交渉してくれよー」と友達に頼まれている姿を何度か見かけました。
そんな生徒会の次なる目標は、日学祭のオープニングムービーを作ること。
日学祭実行委員会とコラボしてオープニングムービーを作りたい!という生徒会メンバーからの要望に、ひそかににんまりしてしまいました。
みんなが楽しんで、笑いながら見られるオープニングムービーができたらいいな。
そんな日本学園生徒会。親しみを持ってくれたらぜひ応援を。そして興味を持ってくれたらぜひ生徒会メンバーに!
待ってます!