中学受験の方へ 高校受験の方へ 在校生・保護者の方へ

職員室リレートーク

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

「沖縄の現在と過去を感じ取ってほしい 」川﨑先生(高2学年主任・理科)

投稿日2022/12/10

 高校2年生は、12月12日(月)から沖縄へ修学旅行に出掛けます。生徒たちの沖縄での最初の取り組みは、77年前、太平洋戦争で最大の犠牲者を出した地上戦の足跡を訪ねることです。先日、映像を通してその沖縄戦について学び直しました。ひめゆりの塔と資料館、壕(ガマ)の訪問では、その場所をよく見て、ガイドさんの話を聞いて、昔実際に起きたことを想像してほしいと思います。そして翌日には、米軍基地周辺のフィールドワークを行い、ディスカッションも行います。太平洋戦争の傷跡は確実に残り、続いていることを目に刻み、その現実がどのような問題を起こしているのか、色々な意見を通して私たちは未来に向けて何をすべきか考えてほしいと思います。

 生徒たちは、仲間と協力して計画を立てたタクシー研修や民家の方々にお世話になる民泊が楽しみで仕方がない、そのことで頭がいっぱいなのではないかと思います。それは良いのですが、国外に目を向ければ、どこかで紛争や戦争が起きているのが現状です。私たちは、過去の戦争を想像することしかできないのではなく、自分ごととして、自分たちの未来に負の遺産を残さないために何ができるのか考える。それができれば、今回の沖縄への修学旅行の意味がより深まるに違いないと思います。

 それでは五日間、健康、無事故で沖縄を満喫しましょう。

トップページ
Page top