ご卒業、おめでとうございます。
3年間の中には、いい時期もあれば、苦しい時期もあったことでしょう。模試だって受験だって、勝つ時もあれば、負ける時もあったことと思います。
皆さんにはこれからの人生において、人生の勝者になって欲しいなと思います。人生全体でも、「勝つ時」もあれば「負ける時」もあります。しかし、「勝ち」が「負け」をわずかでも上回れば(数ではなく質で)、僅差で人生全体の勝者になったと言えるでしょう。圧倒的なコールド勝ちも、確かにいいと思います。しかし、僅差の勝負を制した時の方が、勝利の喜びは大きいかもしれません。
高校卒業や大学受験の終了は、あくまで途中経過です。人生という勝負は、まだまだこれからです。どうか人生の勝者となることを祈っています。
最後に3年前のコロナ禍の4月に、まだ顔も見たこともない担任が、クラッシーでA組諸君に語った言葉を、今一度餞の言葉として送ります。
「人間万事塞翁が馬」