1年A組の文化祭は、夏に行った「漁業体験」の研究発表と、桃太郎をテーマにしたオリジナル劇の上演が行いました。
漁業体験では、生徒たちは手作りのオリジナルTシャツを身に着け、研究発表に臨みました。全員が自信を持って前を向き、研究テーマに基づいてプレゼンテーションを行い、考察もしっかり述べられました。
文化祭の劇は2部構成で行われました。最初は「桃太郎side」で物語が進行し、次に「鬼side」を上演しました。劇のストーリーを紹介します。
【桃太郎side】
昔々、鬼の父と人間の母、互いの違いを超えた愛が芽生え、桃太郎が誕生しました。しかし、人間社会の偏見から逃れるため、両親は桃太郎を隠しました。桃太郎はおばあさんに拾われ、お爺さんと共に育てられ、鬼と人間のミックスの存在として純粋に成長します。 15歳になった桃太郎は、両親のことを知りたいと鬼の住むヴェネツィア島に向かいます。途中でケンタ、猿太郎、雉祐という仲間たちと出会い、共に旅をします。彼らの友情と信頼が、彼の心を豊かにしました。 ヴェネツィア島では、混血の人々と鬼たちとの交流を通じて、桃太郎は違いを受け入れる重要性を学びます。しかし、両親の情報は見つかりません。 桃太郎と仲間たちは祭りを開催して人間たちも招き、島全体の偏見を無くすために奮闘します。果たして彼らは島を良くすることができたのでしょうか。そして桃太郎は両親に会うことができたのでしょうか?
【鬼side】
鬼の始まりというテーマを通じて、差別や偏見に対するメッセージを伝える物語です。 物語は、鬼の男性が気球で人間の村を訪れ、気球の墜落後に人間の女性に助けられるところから始まります。この出会いがきっかけで、鬼と人間との交流が始まり、やがて愛が芽生えます。そして、彼らの間には桃太郎という赤ん坊が生まれました。 しかし村の人々には鬼への偏見が根強く、桃太郎の存在は受け入れられません。村人たちは彼らを攻撃し、桃太郎の両親は逃げることを決意します。彼らは森に隠れ住み、新しい生活を始めました。そして桃太郎が成長し、他の鬼の仲間たちと出会います。 桃太郎と仲間たちは、互いの過去に共感し、差別や偏見に立ち向かう決意をします。彼らは、鬼と人間との共存を実現するために、冒険の旅に出発します。 物語は、桃太郎と仲間たちが共に困難に立ち向かい、差別を乗り越えて共存の可能性を追求する過程を描いています。
演劇の最後では、主題歌「This In Me」を英語で合唱し、素敵な歌声が教室内に響き渡りました。
文化祭では多くの方々に楽しんでいただき、生徒たちもみんな楽しそうにしていました。