今年の劇はスポーツものがやりたいです。
そんな一言から始まった中学2年A組の学園祭です。シナリオを考え、動画と劇の両方を企画しました。サッカーを題材に、強豪校からの転校生と優勝を目指しともに汗を流していくストーリー、何度もクラスで話し合いを重ね、BGMは音楽の授業の取り組みでシーンを割り振り作曲していく。順調に動き出したかに見えた企画でしたが、幾多の困難が待ち受けていました。
コロナにインフルエンザそして学級閉鎖に主役の交代にあれやこれや。思うように勧められない日々が続きました。動画の撮影が動き出したのは学園祭本番の2日前でした。
撮影は2日間、学園祭の前日ぎりぎりまで行われました。クラスのほとんどの生徒が暗くなるまでグラウンドでボールを追いかけ続けました。サッカーのシーンに迫力が出るように、そして笑いを欲しがりまくって随所に仕掛けを散りばめる。散りばめ過ぎか、と思われるくらい散りばめる。
学園祭の初日が終わり、2日目の公演の直前になってもまだまだ続く話し合い、前日の反応を見て、直前ではあるが大きな変更を入れるか、微調整にとどめるか。
時間的に追い込まれながら準備した今年の経験をもとに中学集大成の中3学年でどのような表現をみせるのか、今から楽しみが始まっています。