今年も気がつけばクリスマスまで後、1週間。2023年も早いもので後、2週間。
1-Eの32名は1人も欠けることなくここまで来れた。私は「ふ~」っとため息を一つ。怒ってばかりの1年だったのでさぞかし、クラスの子等はストレス溜まったんじゃないかな、とちょっとだけ内省す。
この文章を書きながら「何を書こ?」としばしネタ探し。
お、そうだそうだ。
夏休みを使って3者面談を行った。色んな話しの後に「ところで彼は家でお手伝いしてますか?」の問い。保護者も生徒も苦笑い。そんな生徒は(わかっちゃいたが)多いことを知ると、俄然、私の遊び心が首をもたげ始めた。「じゃ、家族の為に食事をつくりましょ!」と急遽、国語を担当している生徒全員に課題を出した。コメントを頂き、写真に撮って送ってくるよう指示を出したところ面白いほどに10人10食(色)の料理ができあがった。独り占めしては勿体ないと同じ1年の教員にも紹介し、皆で温かな時間を共有したほど。
定番のカレーや炒飯、麺類や卵を使った料理が多し。中にはピザの生地から作った!なんていう玄人ばりの強者も!お手伝いしませうというミッションのはずが「うまそ~!」となったことは嬉しい誤算か?。まさにインスタ映えするものばかりに目の毒とはまさにこのこと。
保護者からのコメントも慈愛に満ちたものばかりで「また作ってほしい!」「おいしかった!」「家族は○○!」と皆が幸せになったようだ。
私は学生時、一人暮らしをしていたので漢料理はお手の物。といっても居酒屋でバイトしてたので肉じゃがに、生姜焼き、牛のモツ煮、○○大根等々酒のつまみばかり。でも適当な味付けながらも我ながら箸が進む出来映え(だと思う)。
2学期に入ってクラスで鑑賞してみたけれど料理って誰もを笑顔にさせてくれる。幸せな瞬間をもたらしてくれる。(安っぽい言い回しだがわかりやすいはず)これをきっかけに生徒が家族のために料理を継続してくれたらな~と淡い期待をしてみたことは言うまでもない。
料理に目覚めるのも良し、進路を考える素材にするのも良し「石井に与えられた課題」で終わらせず、発展を求める。
今、生徒は2学期の定期考査も冬期講習も終え、のんびり?自堕落?な毎日を送っていると思う。待ち焦がれるはクリスマス!(男子校でも)と年末年始!
どうぞクリスマス料理やお節料理にチャレンジしてほしいなぁと思う。「男子、厨房に入るべからず」なんて言うのは半世紀前の話。you tuveで料理のイロハを知れる。黒豆にの皺を作らず艶やかにするのって難しい、昆布巻きってなんで入れるの?田作りは今の子は理解しがたい?なんてお節の由来も考えながら作ると家族の絆も、自分の世界観や価値観もぐっと高まる。
昭和の歌謡曲に「もしもピアノが弾けたなら」という歌があった。私は楽器の一つも弾けないどころか音痴なんで芸術とは縁がない。それでももしも、楽器が弾けたらなぁ~とこの年になっても憧れがある。「もしも○○がつくれたなら」と料理ができる男ってなんかカッコいい。
2023年は飛躍の兎年、2024年は飛翔の辰年。是非に色んなことにチャレンジして己の限界だと思ってた限界を突破してほしい。
♪ハイリハイリフレハイリホ~ ハイリハイリフレッホッホ~ 大きくなれよ♪
(丸大ハンバーグのCMより)
今年もお世話になりました、来年も宜しくお願い致します!