5月28日(火)今年度の体育祭は、新校舎建設に伴い本校グランドが使用できないため、武蔵野の森総合アリーナで開催された。室内での実施ということもあり、雨の心配をしなくても良いという利点はあったが、初めて使用する会場であることや、初めて行う種目も多くあり、体育科の先生方を中心に準備段階から検討とシミュレーションを重ね試行錯誤を繰り返しながら予行練習もなく本番を迎える形となった。
中学生は、学年を跨いで青赤組に分かれ、高校は各学年クラス対抗という形であった。高校生が付けているゼッケンの色を見て自分たちと同色のクラスを一生懸命応援している中学生がいたのは少し気になったが、いずれ分かるだろうしそれはそれで楽しそうに応援していたのであえて指摘はせずに微笑ましく見守ることとした。
体育祭に限らずではあるが、このような学校行事では普段とは違った彼らの表情を見ることができるのは中々楽しいものである。勝利した時の歓喜に満ちた盛り上がりと一体感。歯を食いしばって真剣に競技に挑んでいる姿。友達と和気あいあいと大声で話したり走り回ったり(これは普段でもよく見る)などなど。
そんな様子を眺めながら、そういえば昨年の体育祭では最下級生の担任として参加し、彼らと一緒にフォーチュンクッキーを踊り、最初は50歳にもなって踊ることの恥ずかしさが上回っていたが、上級生を中心に彼らのダンスに感化され気づいたら張り切って踊っている自分がいた事を思い出したりした。
今年度は中1という後輩たちを迎えて、先輩としてかっこいいところを見せたいという気持ちも彼らの頑張りに影響を与えたのかもしれない。
クラスの生徒には、普段から色々な場面で後輩たちのいいお手本となるよう振舞ってほしいと伝えているが、まだまだ物足りなさを感じている今日この頃である。がしかし、昨年度1年間の学校生活を通してたくさんのことを経験した実績は確実にある。
これからまだまだたくさんの行事があり、あらゆる場面で本領を発揮し『先輩らしさ』を見せてくれることを期待しながら彼らとともに歩みを進めていきたいと思っている。