今はGoogle翻訳やDeepL翻訳等、様々なアプリがありとても便利な時代ですね。リアルタイム通訳も容易にできるようになりました。メリットの1つに英語が堪能でなくても海外の情報機関が発信するものに接しやすくなり視野を広げるチャンスが増えることが挙げられます。私も大学生時代、英語のレポートを書く際は頻繁にお世話になっていました。
しかし…
翻訳機能があるが故に英語力は必要なくなるという声を耳にします。
はたしてそうでしょうか。
私が4月にタイのプーケットへひとり旅をした際の事です。
1人で島に訪れると「どこの国から来たの?」「おすすめはこの料理だよ」とフレンドリーな声掛けが10回以上はありました。(友人と海外に行った際は客引きにしか声をかけられませんでしたか…)
また、水上バイクに乗った時、欧米の観光客から“I found you went jet skiing! That’s so cool.”と声をかけてもらいました。急に英語で話しかけられた際、仮に急いで翻訳ツールを鞄から取り出し、「もう一度言ってくれないか」と頼んでしまったらその場の雰囲気が壊されてしまったのではないかと思います。
たとえ海外に行かなくても、グローバル化が進む現代、ビジネスで非英語圏を含め外国の方と話す際は、翻訳アプリは活躍すると思います。しかし、機器を挟まずテンポよく生の声で話すとより良い雰囲気と相手との関係が作れるのではないでしょうか?
それでもやはり、便利な翻訳アプリを手放すのは難しいでしょう。それならば、読解することが難しい英文に出会った際、そのまま全文を翻訳させるのではなく、電子辞書として使い、自分の英語力を伸ばすためのアプリに変身させてもいいですね。
タイ・プーケットの美しい海