学問のさびしさに堪(た)へ炭をつぐ 山口誓子
新しい年が始まりました。そして受験が近づいてきました。しかしまだ時間があります。最後まで健康に気を付けて勉強を続けましょう。
受験生の皆さん、この時期までよく頑張ってきましたね。まずは自分をほめてください。自分をほめると自分の中から次へと向かう新しいエネルギーが湧きあがってきます。また合格するかどうかという不安もどこかへ消し飛んでいってしまいます。ですからまずは頑張った自分をほめ、その自分を信じることが受験前には必要です。
合格するかどうかなんて誰にもわかりません。そんなことを心配するより、今は「努力してきた自分を信じて試験に向き合い一生懸命解くだけだ」と自分に言い聞かせてください。結果は考えないこと!これが実力を発揮するための大切な心がけです。
これまでのことを少し思い出してみましょう。上の山口誓子の俳句にあるように、勉強(学問)は一人でこつこつ行うもの、これまで孤独な取り組みを重ねてきたと思います。「さびしさ」にじっと堪えて頑張ってきた自分を思い出していると、さらに「炭をつ」ごう、さらに心の炎を燃え立たせようという熱くまた静かな気持ちが沸き上がってくるはずです。ご家族の応援に感謝しつつ、沸き上がってきたこの気持ちをバネに受験の答案づくりに全力を尽くしましょう。
私たちは受験生の皆さんの熱い気持ちをその答案を通じて受け取りたいと思います。
待っています。