夏休みに入って間もない7月26日(木)、明治大学メディアセンター授業にA組全員が参加して、Wordを使ったレポートの書き方を学びました。授業の合間には4人の大学院生が自身の学生生活について語ってくれました。
半導体の研究などをしている3人の理系の男子大学院生たちは、
「理系の学生は自分が創りたい物を創り出すためには大学院に行くしかないと、教授に言われた。」
「理系なので、自分の専攻した学問が役立つ就職先を得るためという目的があって、大学院に進んだ。」
と話していました。総じて理系の学生は、自分が研究した学問を社会の中で実際にどのように役立てるかという目的意識が強いようです。
一方、文系の大学院生―中国からの女子留学生―は次のように語っていました。
「3年間の社会人生活の後で大学院に入り、清朝末期の社会思想史を学ぶために日本に留学した。日本に有名な研究者がいるということと、中国のことが日本人の目に、
どのように映っているかを知りたかったからだ。中国では大学院に進む人が多い。」
この留学生は、自分の国の歴史を研究する場として、あえて外国を選んだわけです。実は、私がかつて学んだ大学院のゼミにも中国や韓国からの留学生たちが何人もいました。ある韓国人留学生は韓国外務省の役人で、私よりだいぶ年長の温厚な人でしたが、その人と近代における日韓関係について長時間、議論したことを覚えています。
今回の明治大学の授業では大学院生たちの学問に取り組む姿勢に接して、本校の生徒たちも大きな刺激を受けたのではないかと思います。
<生徒の感想文より>
「Wordがどういうものなのかは知っていたし、使い方も知っていたつもりだったが、自分が全然知らない機能などを学ぶことができた。Wordなどを使用して資料を作ったりまとめたりすることは、これから大学だけではなく社会人になっても使うことがあると思うので、今のうちに大ざっぱなところが学べて良かった。」
「明治大学で授業を受けてみて、大学に行きたいと思った。大学には自分のしたいことを学ぶためにいろいろな人がいて、それぞれ努力しており、カッコいいと思った。学生のある者は『遊んでばかりいる』かもしれないけれど、単位を取らないといけないし、実際はかなり辛いのかもしれない、それでも大学に行って将来のために学びたいと思った。」