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「日学祭と共に思い出すこと」 志鎌先生(高2担任・英語科)

投稿日2018/9/20

 5年前から大切に保管しているCD―ROMがある。日学祭のオープニングで使うために私が編集した音源だ。中には「M-1グランプリ」で使われている出囃子の曲が入っている。大切に持っているのには理由が2つある。

当時、わたしは副担任として高3学年にいた。副担は年度ごとに移動することが多いのだが、その学年は高1から高3まで持ちあがり、文字通り「濃い」時間を共にした。中でも3年間授業を担当し、うち2年間副担をしたとあるスポーツクラス。その中の硬式野球部2人が漫才コンビを組んでいた。授業内にネタを見たこと数回、いや、数十回。(校長先生、もう時効ですよね)

 彼らが高3の文化祭でオープニングに漫才を披露することとなり、私はマネージャーのように一緒に打ち合わせをして演出を考えたりした。そんな中、「先生、あのM-1の出囃子の音をかけることできませんか?」と頼まれ作成することになったのが、そのCDだ。

 大変思い出深い文化祭となったので捨てられずにいる、というわけだ。

 あれから時が過ぎ、コンビのうち一人は大学で落語を始め全国2位に2回輝いた。現在は落語で知り合った友人と「まんじゅう大帝国」というコンビを組んで、憧れの爆笑問題と同じ「タイタン」に所属している。先日、彼から連絡をもらい「今度の『にちようチャップリン』に出るので、ぜひ見てください!」とのこと。上位2組の勝ち上がりだったのだが、残念ながら結果は3位。それでも、テレビでのネタ披露は初めてのことだったので、この出演が何か良いきっかけになればいいと思っている。

 彼らはM-1の予選にも挑戦し続けており、見事決勝進出が決まった日には、あのCD-ROMをプレゼントしたいと思っている。彼にとって原点となるものだと思うからだ。これが捨てられないもう1つの理由である。

 今月末の日学祭では、M-1ならぬN-1が開催!こちらも乞うご期待!

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