10月17日(土)岐阜県長良川サービスセンター特設会場において、第22回U15/U19ジュニアトライアスロン日本選手権兼第3回高校生トライアスロン選手権が開催され、高3本木と中3山下が参加しました。二人とも東京都トライアスロン連合の強化B指定選手になっています。
この大会はもともとJTU記録基準で10級以上という基準があります。残念ながら10級を突破したのはにちがくでは3人しかいませんでした。本来ならば10級を突破すれば全員出場できたのですが、今回はコロナの影響で出場選手が30名に限定されました。全員にPCR検査を課すことが決定されたからです。特にU19は高校生選手権と同時スタートのため今年12月31日付で19歳になる大学生も人数に含むので、かなり厳しい選考になりました。残念ながらそこで高3の山下は漏れてしまいました。最後の大会と決めていたようなので本人もとても辛いはずです。それを切り替えて勉強に打ち込み、合格を得てリベンジしてほしいと願っています。
当日は気温も低く、冷たい雨も降っていました。トライアスロンでは水温が20度未満だとスイムはウェットスーツ着用可能になります。とても冷たいのでみんなウェットで及びました。
U15は身体も小さいので安全も考慮してトライアスロンからスイムを取り除いたラン+バイク+ランのデュアスロンになりました。
まずはU19。今年3月卒業の福島がスイム750mから引っ張ります。圧倒的なスイムの力でトップ通過。2位を離しバイクへ。1周目はずっと一人。本木はこの時点で第4パック。
2周目の終わりに福島は第2パックに吸収され1つのグループに。本木はここで第3パックになる。前との時間を10秒以上縮めていた。第1パックの福島は優勝を狙える位置。本木はますます前のパックと距離を縮め第2パックを吸収することになり、第2パック5人程度でランへ。いい走りをして5位入賞を掴み取った。
中3山下はスイムがどちらかというと苦手な種目。ランに変更されてラッキーと思っていたようだ。1500mを4分34で走ることができるようになり、すっかり自信がついている。
ランが終わった時点で1人飛び出しがあり、山下は落ち着いて後続グループへ。バイクはU19の半分の10km(5kmx2)でフィニッシュ時には3番目に入ってきました。おー、すごい!という声が出てしましました。ランでも粘って12位。予想以上の大健闘でした。あとは本人たちの感想で報告といたします。
レースの様子は Youtubeにアップされています。こちらです。(1:30頃からU19が放映)
https://www.youtube.com/channel/UCVDeZm3hyrZQMn0G19iQzDQ
レースのリザルトはこちら 本木(U19で10位・高校生選手権5位) 山下(U15で12位)
https://www.jtu.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/10/result_2020nagaragawa.pdf
本木颯人
いつもトライアスロン部の応援ありがとうございます。
改めまして、10/17に行われた[U19日本トライアスロン選手権 兼 全国高等学校トライアスロン選手権]に出場させていただきました。今回のレースは出場人数も30名と定められており、本来であれば同期の山下、下堂も共に出場する予定でしたが、基準タイムを超えていても出場することができないハイレベルなレースでした。自分は毎回スイムで出遅れてしまう為、どれだけバイクランで先頭とのタイムを縮めていけるかがカギでした。今回のレースではその自分のレーススタンスをやっと思い描くことができ、u19選手権10位、高校選手権5位入賞という結果を残すことができました。高校ラストレースで少しながら結果を出すことができてほっとしています。ですが、結果にはまだまだ満足できません。改善すべき点は沢山見つかったので、このオフシーズンは自分の課題と向き合い、トレーニングに努めていきたいと思います。また並行してYouTubeライブ配信も行われ、いつも以上に沢山の方々に応援していただきました。トライアスロンという競技を少しでも皆さんに知って貰えたということが何よりも嬉しかったです。
またコロナ渦で様々な大会が中止となっている中、大会開催にあたり大会関係者やトライアスロン関係者の皆様のご尽力のおかげで大会が開催されたことに心より感謝しております。ありがとうございました。これからも日々サポートして下さっている皆様への感謝の気持ちを忘れずに、競技に取り組んでいきます。
>>>粘り強いとてもいいレースでした。もともと受験のために参加できない可能性があったのですが、結果的には今までの成果を十分に発揮できたので、これ以上満足できた大会は高校3年間でなかったのでは?と思うくらいです。目標としていた3位入賞とはならずとも5位に入り、日本トライアスロン連合の強化指定B-2に認定される可能性が大です。認められればにちがくで2番目の快挙です。この3年間で誰よりも努力してつかんだ栄光です。この勢いで大学も合格しよう!
これでJTU強化B-2認定を待つのみです。条件はこちら。
https://www.jtu.or.jp/news/2019/12/12/4448/
山下龍
まず初めにこの大会を開催してくださった主催者・関係者の皆様にお礼申し上げます。
この大会は全国上位30名しか参加出来ないため、出場資格を得るのが大変でした。部活動の練習以外にも東京都トライアスロン連合の練習会に参加したり、毎日自主練もして、やっと出場出来ることになりました。
レースは、一緒に走る選手たちのレベルが高かったので、自分の実力以上の力が出せたレースになりました。
多くの反省点もありますが、他の選手に負けない自分の良さもわかりました。
「第一ラン」の時に風の抵抗が受けやすい外側でスタートしてしまいスピードが上がらず、先頭集団から30秒遅れてしまいました。
「バイク」はスタート時点では後方にいましたが、第3集団、第2集団で積極的に先頭を引き、第1集団に合流することができ、最終的に3位でトランジションに入りました。
「トランジション」は、技術力やスピードが他の選手に比べ劣っていました。初めての個人ポールのバイクラックや、用具を入れるカゴの存在に動揺するなど、経験不足と練習不足の面がありました。
「第2ラン」では、残りの距離と体力、自分の実力を考え、ペースが早い人について行くのではなく、自分のペースでベストの結果を出そうと、レース中に自分のレースプランを変更しました。
日本U15選手権12位という成績は、これまでの全てを出し切った結果で満足しています。様々な人の力や声援があったからこそ、この大会に参加することができ、このような結果を残すことが出来ました。
応援ありがとうございました。
>>>この1年で最も伸びた選手です。最後まで個別記録会で記録を伸ばし、最後の記録会ではランのベスト4分34秒が出して何とか参加資格を獲得。どうしても参加したいという強い気持ちがこの記録を生んだと予想されます。今まで一度もドラフティングレースには出たこともなく、いつも着替えなどもゆったりしている方だったのですが、しっかり自分でイメージしてトランジションもやっていたようなので、今後ますます期待されます。