7月14日日曜日東京都海の森水上競技場において第7回全国高等学校トライアスロン選手権開催され、高校生3名が参加しました。昨年は佐賀県で開催され当日未明の大雨で警報が鳴り大会が中止になり、全ての選手が肩を落としていたことを鮮明に覚えています。コロナ禍で大会がなくなった先輩たちを思い出し、今回のように大会が開催されることを本当にありがたく思います。日頃の練習の成果を思いっきり発揮する場所があることは素晴らしいことです。
さて、高校生選手権は早生まれの高校生1年生も参加することから、国際ルールに基づき距離が短く制限されます。スイム500m、バイク13km、ラン3.2kmの距離で競います。当日午前中は雨模様で同日開催の東京都選手権は落車も何件かあり、注意が必要でしたが、午後から少しずつ晴れ間も見え始め、少し蒸し暑い状態になりましたが、夏のトライアスロンとしては比較的良好なコンディションでした。
参加条件はswim400m、run3000mで22級以内(swim5:02:45.run10:12.54)、トライアスロン部ではこの条件を満たすのは3名しかおらず、全国から30名出場しました。今後もこの条件は変わらないと予想されるので1人でも多くこの条件をクリアできる選手を育てることが最優先になります。
スイムにタイムから私の予想は第一パックは4名程度、Shunsukeは第2パックを6名くらいで予想、Eruto, Morisuは第3パックでラン勝負になるはず。結果的には第一パックは2名で構成された。スイムアップが速い選手もいたが、第2パックのShunsukeは第1パックと予想されたこぼれたメンバーと一緒に第2パックを形成。Erutoは予定通り第3パック、Morisuは第4パックになった。Shunsukeのいる第2パックは記録会のうえではランが速い選手が多くいたが、バイク後のランに課題があるのか、Shunsukeは3位にまでランで上り詰めた。Erutoはバイクまでかなりいい勢いであったが、ランで腹痛を起こし、後ろから来るMorisuに抜かれ、そのMorisuはランの勢いをさらにあげ、6位まで上り詰めた。8位入賞に2名が入る快挙となった。あとは選手の感想で報告とします。
大会リザルトリンク
リザルト / Results | JTU Web Magazine -公益社団法人日本トライアスロン連合(JTU)
JTUフォト
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Morisu
本日は海の森全国高校生選手権に出場しました。天気は朝は雨が降っていましたが、午後になるに連れ天気が良くなっていくところが見られました。今回の大会では表彰台に上がるということが目標でした。そして、目標が達成できたため選手権という場で初めて6位表彰されたので嬉しかったです。スイムで良かったことは位置取りを14番という真ん中の数字を取りました。オープンウォーターもしっかりとできていたので良かったです。改善点はスイムの順位に拘ることです。始めは前の選手について行けていたのですが、後半に連れタイムが落ちてきてフォームも崩れていました。そのため、スイムの順位はほぼ最下位となってしまいました。あと一週間後はU19となりますので、フォームの改善と、ヘッドアップクロールをたくさん練習して挑みます。トランジションはメットを素早く被ることはできていました。メットは頭を突っ込んで、ストラップを締めたので、早く被ることができました。改善点はシューズを履く時に入口で足が詰まってしまいました。そのため、1,2秒のタイムロスが生じてしまいました。シューズは履くときに奥から大きく口を開けて足を入れると効率良く履けるような気がしますので、今後は奥から大きく口を開けて履くことをやってみます。バイクはスタートしてから前に1人速そうな選手が走っていました。ですが、その選手は自分が後ろから来たことに気づいて自分のペースより更にペースアップされてしまいました。その結果遅れてしまいました。そこで、タイミングが良く後ろから3,4人の集団が来て直ぐに反応して、後ろに付いていくことができました。5秒ぐらい経つとドラフティングが始まりました。自分が前に行くときは周りの選手が気を使ってくれて、後ろの人が行きやすいように遅れたら前に入ってくれたり、自分を後ろから追いかけて一番前を引っ張って欲しいアピールをしてくれました。これは凄くありがたいことでした。自分の苦手な曲がりカーブもスムーズにスピードを出して回ることができていました。そのサイクルを3周回繰り返している間に一つ前の集団に追いついてそこから、バイクフィニッシュまで上手くドラフティングをしてラストスパートで自分が先頭集団に行ってゴールすることができました。なので、トランジションの時に凄く有利さを感じました。改善点は始め出会った選手と最後まで走り切ることです。自分の場合スイムとバイクで順位を落とさないことを定めとしていますので、3本ローラでもう一度90回転で練習して改善できるところを改善してレースに挑みます。ランは後ろから抜かせる選手を拾いながら走りました。1人抜かした選手はぴったりと付いてきて自分の身長を利用して長々とドラフティングをされていました。それで追いつかれるオーラを感じてフォームを更に良くしてスピードを少しずつ上げていきました。そのようなことをしながら走っている内に、どんどん前の選手に追いつくことができて、ゴボウ抜きをすることになりました。ゴボウ抜きができると気持ちも切り替わってモチベーションも上がり、更にスピードアップができます。必ずエイドステーションでは水を全て体に流し込みました。そうすると少し気持ちが涼しくなり、ペースが上がりました。ラストスパートでは2人で6位入賞争いとなりました。皆さんが自分を注目してくれて大きな声で応援していただいた結果6位入賞を取ることができました。これは大きな大逆転レースでした。改善点はランが始まってからは必ず水をいただいて、体全体に流すことです。もらえるところで拒否をしてしまいと、パフォーマンスが下がり、大幅なタイムロスをしてしまう原因にもなるので水は遠慮なく頂くべきです。大会が終わったあとは皆さんが、「おめでとう」という声が聞けて嬉しかったです。今回は高校生選手権を開催していただきましてありがとうございました。来週はU19となります。目標は上位入賞です。今回の目標を達成できたことをきっかけにU19でも目標を達成できるように頑張ります。自分は部活を引退するまでに残すところ1回のレースとなりました。悔いのないレースをして素晴らしい結果を出して引退します。応援してくれた皆さん、サポートをしてくれた皆さんへ感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
>>>>スイムはプールのタイムで行けば1つ前でもあがれましたが、まだまだオープンウォーターでのタイムが伸びません。ですが自分でも課題としているとおり、スイムは精一杯やってバイクで順位を落とさなければチャンスはあります。今回はバイクで遅れることはなく、逆に前のパックに追いつき、最後のトランジションに入るときは集団の先頭でちゃんと帰ってきました。これはトランじっションにおいてもかなり有利で、ランスタートですでに数名を置き去りにできました。後は自分のペース、いやそれ以上に乗りに乗って走りました。6位おめでとう。今まで6年間の努力が現れた瞬間でした。
Shunsuke
今回の目標は表彰台にのることと蔵人先輩の2年時の6位を越えるとゆうことでした。結果としては三位という良い結果で終わることができ自分が練習してきたことがすべて発揮できたと思います。今回は初めてのエリートレースでした。良かった点はスイムでしっかりと前の集団で上がることができ、レースを前の方で展開することができました。第一トランジションで少し遅れた分、三位のバイク集団をしっかりと形成でき、ローテーションをうまくできたのがとても良かったと思います。更に2週間前からランの調整をし、バイク後のランでもしっかりと走る練習をしたので垂れずに走れました。逆に反省点はスイムでバトルで前のポジションを取れず前に出るためにかなりの体力を使ってしまったところです。これを改善するためにはフィジカルの強化、スタートで出遅れないためのスピード力を強化したいと思います。今回、こうして結果が出せたのは応援してくださった保護者の方々、先生、部員のみんな、色々な先輩方、一緒に練習してくれたチームメイトのおかげです。たくさんの応援ありがとうございました。この結果に浮かれるのではなく初心を忘れず日々の練習に励んでいきたいとおもいます。改めてたくさんの方々の応援ありがとうございました!
>>>>レース展開としては思い通り。スイムは意識した選手の隣をわざと選び付いていく作戦だったのでしょう。ちょっとバトルに巻き込まれたようですね。フィジカルは鍛えてください。また、ランで想像以上に粘れたのは、自分でしっかり考えてバイクランの練習を積み重ねてきたからだと思います。3000mのランタイムで40秒速い選手にしっかり競り勝つことができました。今回のこの大会の裏ではマレーシアでのジュニアの大会があり、その選考で惜しくもあと一人の差で漏れてしまった、その悔しさを噛みしめてエリートとして上に上に目指していこう、届きそうな位置にいるという自覚が出たと思います。本当におめでとう!!
Eruto
今回は自分の目標としていた大会でした。自分の力を出し切ることを目標にしていましたが、出しきれませんでした。スイムでは前と40秒以上空いてしまって粘ることが出来ませんでした。ランでは足が動かずにへばっていました。これからまた鍛え直してU19、来年に向けて仕上げて行きたいです。
>>>>いつもならオープンウォーターの方がうまく泳げると評価していましたが、少し出遅れました。調整ミスだったかもしれません。バイクは第3パックで先頭をとっている様子を見ました。うまくローテーションして足を休ませることも可能でしたが、積極的なレースで素晴らしい。バイクで少し足を使いすぎたせいでランに響きました。Shunsuke同様バイクランの練習を自らもっと積み重ねるべきでしょう。可能性は大いにあります。
さて、今年もう一つ重要な大会が今週末にあります。第26回日本U19トライアスロン選手権(2024/長良川)/JOCジュニアオリンピックカップです。
ここには昨年卒業の日体大3名(龍、牧志、蔵人)、U23には今4年生の颯人も出場します。
ライブタイミングチップでリアルタイムにご覧になれます。
7月21日日曜日
06:45- U23スプリント選手権 スタート
07:30- U19選手権 男子スタート
https://systemway.jp/24ngk_championships?di=1
皆さん、応援お願いします。